本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標』と『NYダウの動向』、そして『ユーロ売りやリスク回避の流れの行方』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)貿易収支」
・「米)週間新規失業保険申請件数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「日)第1四半期GDP【二次速報】」
・「豪)新規雇用者数&失業率」
・「中)貿易収支」
・「加)貿易収支」
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・「NZ)RBNZ政策金利&声明発表」
・「NZ)ボラードRBNZ総裁の発言」
・「豪)スティーブンスRBA総裁の発言」
・「英)BOE政策金利&声明発表」
・「欧)トリシェECB総裁の記者会見」
・「加)カーニーBOC総裁の発言」
・「ゴトオ日要因」
・「加速しているユーロ売りやリスク回避の流れの行方」
・「ギリシャを中心とした欧州の財政懸念や信用不安に対する反応」
・「他の金融市場(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)」
・「金融当局者や要人による発言」
・「今週相次ぐ米国債入札の状況」
・「中国の金融引き締めや人民元切り上げへの思惑」
・「米国の金融政策に対する思惑」
などの要因に注意したい。
★★★
10日の「ゴトオ日」。
本日の米国の経済指標は、「貿易収支」と「週間新規失業保険申請件数」に注目が集まる。
その他、本日は、「ニュージーランドと英国及びユーロ圏の政策金利や声明」が発表される予定となっている。
「金融当局者による発言」も数多く控える。
「米国の株式市場」の動向は、引き続き、金融市場の流れを見極める上で最も重要な要因。
「米国の長期金利」及び「金や原油などの商品市場」からも目が離せない。
今週相次ぐ「米国債の入札」の状況は、「米国の長期金利」の動向に影響を与えやすい。
直近の金融市場は、「ギリシャを中心とした欧州の財政懸念や信用不安」が燻り続けており、大きな変動要因となっている。
また、ここまで大きく下落してきた「NYダウの動向」が金融市場のリスク許容度を先導している。
引き続き、ここしばらくの為替変動のトレンドとなっている「ユーロ売り」や「リスク回避の流れ」の行方をシッカリと見極めたい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・06時00分:NZ)RBNZ政策金利&声明発表
・10時10分:NZ)ボラードRBNZ総裁の発言
→金利先高感が更に高まれば大きな反応に繋がりやすい。
・10時30分:豪)新規雇用者数&失業率
→その内容は豪ドルに大きな影響を与えやすい。
・時刻未定:中)貿易収支
→内容によるインパクトは意外と大きい。
・12時00分:豪)スティーブンスRBA総裁の発言
→金融政策関連への言及に注目。
・20時00分:英)BOE政策金利&声明発表
→据え置きで、反応は薄いか。
・20時45分:欧)ECB政策金利&声明発表
→サプライズはなく、反応薄の可能性が高い。
・21時30分:欧)トリシェECB総裁の記者会見
→金融政策に関するものとユーロ圏の経済・財政に関する言及に要注意。反応の方向は相場の気分次第も、相場が動くキッカケとして注視したい。
・21時30分:加)カーニーBOC総裁の発言
→言及次第。
・21時30分:米)貿易収支
・21時30分:米)週間新規失業保険申請件数
→今週に入って、初めてのまともな経済指標。相場が動くキッカケとして注視。その後のNYダウの方向性も重要。
▼その他の本日の注目材料や注目点
・ゴトオ日要因
・加速しているユーロ売りやリスク回避の流れの行方
・ギリシャを中心とした欧州の財政懸念や信用不安に対する反応
・他の金融市場(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・金融当局者や要人による発言
・今週相次ぐ米国債入札の状況
・中国の金融引き締めや人民元切り上げへの思惑
・米国の金融政策に対する思惑
【今週の為替相場の注目材料スケジュールと焦点(ドル中心)】
6月7日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米雇用統計及びG20財務相・中央銀行総裁会議明けの各市場の反応
▼加速しているユーロ売りやリスク回避の流れの行方
▼ギリシャを中心とした欧州の財政懸念や信用不安での反応
▼米国を中心とした株式市場の動向
▼米国を中心とした主要な経済指標の結果
▼バーナンキFRB議長の講演や議会証言
▼今週相次ぐ米国債入札の状況
▼米国の長期金利の動向
▼ベージュブック(米地区連銀経済報告)の内容
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向
▼中国の金融引き締めや人民元切り上げへの思惑
▼米国の金融政策に対する思惑
▼米国の金融規制策や金融機関に対する追求関連の話題
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6月10日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
||||||||
・10日のゴトオ日 | |||||||||||
06:00 | NZ)RBNZ政策金利&声明発表 | ◎ | 25bp 利上げ 2.75% |
2.50% 据え置き |
|||||||
07:30 | NZ)企業景況感 | × | - | 58.9 | |||||||
08:50 |
日)第1四半期GDP【二次速報】 [前期比/前期比年率] |
○ | +1.0% | +1.2% | |||||||
+4.2% | +4.9% | ||||||||||
↑・名目GDP【二次速報】 | +1.0% | +1.2% | |||||||||
↑・GDPデフレータ【二次速報】 | -3.0% | -3.0% | |||||||||
日)企業物価指数 [前月比/前年比] |
× | +0.1% | +0.4% | ||||||||
+0.3% | -0.2% | ||||||||||
10:00 | 豪)消費者インフレ期待 | △ | - | +3.6% | |||||||
10:10 | NZ)ボラードRBNZ総裁の発言 | ○ | 要人発言 | ||||||||
10:30 | 豪)新規雇用者数 | ◎ | +2万人 | +3.37万人 | |||||||
↑・失業率 | 5.4% | 5.4% | |||||||||
未定 | 中)貿易収支 | ○ | +82億 | +17億 | |||||||
12:00 | 豪)スティーブンスRBA総裁の発言 | ○ | 要人発言 | ||||||||
14:00 | 日)消費者態度指数 | × | - | +42.1 | |||||||
15:00 |
独)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比] |
× | +0.1% | +0.1% | |||||||
+1.2% | +1.2% | ||||||||||
15:45 | 仏)鉱工業生産 | △ | +0.1% | +1.0% | |||||||
仏)製造業生産指数 | × | +0.4% | +0.8% | ||||||||
仏)第1四半期非農業部門雇用者【確報値】 | × | -0.1% | -0.1% | ||||||||
20:00 | 英)BOE政策金利&声明発表 | ◎ | 0.50% 据え置き |
0.50% 据え置き |
|||||||
南ア)製造業生産 [前月比/前年比] |
× | -1.0% | +2.6% | ||||||||
+7.1% | +6.3% | ||||||||||
20:45 | 欧)ECB政策金利&声明発表 | ◎ | 1.00% 据え置き |
1.00% 据え置き |
|||||||
21:30 | 欧)トリシェECB総裁の記者会見 | ◎ | 要人発言 | ||||||||
加)カーニーBOC総裁の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||
加)新築住宅価格指数 | △ | +0.3% | +0.3% | ||||||||
加)貿易収支 | ○ | +7億 | +3億 | ||||||||
米)貿易収支 | A | -410億 | -404億 | ||||||||
米)週間新規失業保険申請件数 | A | 44.7万件 | 45.3万件 | ||||||||
26:00 | 米)30年債入札(130億ドル) | BB | - | - | |||||||
27:00 | 米)財政収支 | B | -1400億 | -1897億 | |||||||
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下落後の反発や上昇再開時にロングで追随。
下落加速時にショートで追随。
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