先週の金曜日はすでにメモリアルデーによる連休を控えて、マーケットはダイナミックな動きが期待できなかった。それでもニューヨーク序盤にかけてはドル買い圧力が高まって、ドル円は110.20あたりまで上昇し、ユーロドルは1.2150を下回ってきた。
しかしニューヨーク時間のコアタイムではドルの長期金利が低下に向かい、ドル買いの流れは続かなかった。ドル円もユーロドルも欧州時間のレベルまで戻しきって、連休モード入りすることとなった。私は大台乗せということでドル円を110円台でロングにしてみたが、伸びがなかったのでほぼ同値でポジションをクローズさせられた。
先週の週足で考えると、ドルは高値引けしているといったほうがいい。しかし果たしてここからドルロングで攻めていけるのかというと、やはりかなり懐疑的である。相場が動き出して勢いのあるときはドルロングでついていくのもよいが、結局のところレンジ相場のままで終わるのではないかという恐れがある。
前日のドル高値などの手前ではいったんは利食いでドル売りをしたくなるものだ。そしてドルの上値を抜けてきたら再びドルロングを作ってみる。そうやって細々とドル高相場を取っていくしかないのではないか。
今日は英米がともに休みのため、夜もマーケットは動かないだろう。思い切って休んでしまうのもよい。週の後半にはADP指数や雇用統計など、今後の金融政策を左右する重要指標が控えているので、それまでは本格的な方向感は出にくいかもしれない。
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