だいたい昨日のドル円は、81円台前半の20ポイント程度の、恐ろしく狭いレンジに終始していた。人民元の切り上げ圧力も強いなか、ドル円では上昇しにくい面もあることも否めない。昨晩は企業決算や経済イベントがいろいろあったが、本日の日本時間の早朝に出るアップルなどの決算発表までは、動きも少なそうだと思っていたので、何もしなかった。
緩和期待による条件反射的なドル売りの流れが逆になる場合、株が下がるたびにドルが買い戻される局面が多くなってくるということになってくるはずだ。緩和が遠のいて、リスク資産から離れるという図式である。
実際に本日のアップルやIBMも好決算だったが、逆に時間外では利食い売りに押され、グローベックスで米国株が反落してくるとともに、ユーロドルも1.39台後半から前半への落ち込んできた。いちおう東京勢の反応を確かめてからユーロドルショートをつくろうと思っていたら、ユーロドルは1.40近辺まで上がってきてしまった。
もう完全に逆張りで入ることになるので、かなり考えた。しかし1.40台への動きも瞬間的なものだったし、ロスカットさえ置いておけば深手も負わずにすむ。60ポイント上の1.4050にロスカットを置いて、1.3990に指値をしてみたら、これまたあっさりとダンになった。ターゲットはとりあえず1.38台前半まで見るつもりでいる。
22時のカナダの金利会合は変更なしの予想だし、原油などの資源価格も一服しているのであまり影響はないだろう。米国オープンまでにユーロドルの勝負がつけばだが、一度出てしまうと、次にはなかなか入りずらくなってしまうので、状況によっては売り増しも考えてみようかとも思っている。
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