FOMCの議事録が公開されたが、前日のブレイナード理事の発言によるショックもあったため、驚きは少なかった。ブレイナード理事の発言内容を追認するようなものであったので、ドル金利は確かに上昇氏はしたが、あたらなステージを求めるような急な動きではなかった。
それゆえドル相場にも急激な変化は起こらず。ユーロドルもドル円もドル高ではあるが、急速にドル買いを進めるような展開にはならなかった。ドル相場に変化がないことで、私は張り切って早起きして待っていたのに、ドル円もユーロドルにも手が出なかった。
ドル円が124円台に乗せてきてステーブルになればまだしもだが、123円台の後半でウロウロしているだけである。ユーロドルも1.08台から売り込んでいくには、今年の最安値が気になって仕方がない。結局は狭い範囲内でしか動かなかったのである。個人的には個々数回はドルロングで損切りを強いられている。ちょっとドルを買っていくには要注意にならざるをえない。
また原油相場が大きく反落した。ひとつには原油在庫の量がかなりの減少が見込まれていたにもかかわらず、相当量の増加となったことであった。季節性にもよるのだろうが、政府の戦略備蓄放出などにもよって市中の需要が緩和されてきたようだ。原油価格の下落とともに市場のリスク許容度も減退し、米国株は軟調さを堅持した。金利高とのダブルパンチの面もある。
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