本日の為替相場の焦点は、『欧州不安による影響』と『金融市場のリスク許容度』、そして『11月の月末要因』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数」
・「米)シカゴ購買部協会景気指数」
・「米)消費者信頼感指数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「NZ)住宅建設許可」
・「日)鉱工業生産【速報値】」
・「豪)住宅建設許可件数」
・「独)失業率/失業者数」
・「欧)消費者物価指数【速報値】」
・「欧)失業率」
・「加)GDP/第3四半期GDP」
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・「欧)トリシェECB総裁の発言」
・「米)バーナンキFRB議長の発言」
・「11月・月末要因(本日が11月の月末の最終営業日)」
・「オバマ大統領が議会運営に関して与党幹部と会談予定」
・「週末に米国の雇用統計の発表を控える点」
・「ドル買いorドル売りの方向性」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「朝鮮半島の情勢緊迫化による地政学的リスク」
・「金融市場のリスク許容度」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)」
・「金融当局者や要人による発言」
・「11月が大手ヘッジファンドの決算月である点」
・「明日にベージュブック(米地区連銀経済報告)の公表を控える点」
・「中国の景気動向及び金融政策」
・「米国のクリスマス商戦・年末商戦の状況」
・「年末に向けて市場参加者が徐々に少なくなる時期である点」
などの要因に注意。
★★★
11月の月末最終営業日。
「米国の経済指標」は、「消費者信頼感指数」がメイン。
その他、「S&P/ケース・シラー住宅価格指数」と「シカゴ購買部協会景気指数」も注目を集める。
「米国の株式市場」の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
「米国の長期金利」及び「金や原油などの商品市場」の動向も為替相場と関連性が高い。
直近の為替相場は、「FOMC」及び「米・雇用統計」の結果発表後から強まった「ドルの買い戻し」や、「欧州の財政・金融・信用不安」再燃での「ユーロ売り」及び「リスク回避の流れ」の行方が重要。
更に、先週は、北朝鮮による韓国への砲撃で「朝鮮半島の情勢緊迫化による地政学的リスク」も相場を変動させるテーマとなった。
今週は、週末の「米国の雇用統計」を中心に、日々発表される「注目度の高い経済指標」の発表での影響に注視しながら、同時に「11月・月末及び12月・月初要因」を懸念しつつ、ここしばらくの大きな流れである「ドルの買い戻し」や「ユーロ売り」、「リスク回避の流れ」がどうなるのかを上手く見極めて利益化したいところ。
週明けの昨日の為替相場は、「欧州不安」や「リスク回避の流れ」により、「ドル買い」や「ユーロ売り」が更に加速している。
本日は、「11月の月末要因」にも注意したい。
明日には、次回FOMCの叩き台となる「ベージュブック(米地区連銀経済報告)」の公表を控える。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・06時45分:NZ)住宅建設許可
・08時50分:日)鉱工業生産【速報値】
・09時30分:豪)住宅建設許可件数
→発表内容での豪ドルへの影響は大きい
・17時55分:独)失業率/失業者数
・19時00分:欧)消費者物価指数【速報値】
・19時00分:欧)失業率
→相場の気分次第。ユーロが動くキッカケになりやすいか。
・22時30分:加)GDP/第3四半期GDP
→発表内容でのカナダドルへの影響は非常に大きい
・23時00分:米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数
・23時45分:米)シカゴ購買部協会景気指数
・24時00分:米)消費者信頼感指数
→3つの時間に3種類の経済指標。月末と言うことも気になるが、引き続き、ドル買い・ユーロ売りの継続と加速に注目したい
・24時30分:欧)トリシェECB総裁の発言
→言及次第
・29時00分:米)バーナンキFRB議長の発言
→言及次第
【今週の為替相場の注目材料スケジュールと焦点(ドル中心)】
11月29日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国が感謝祭・ブラックフライデー明けとなる点
▼ドル買いorドル売りの方向性
▼欧州の財政・金融・信用不安
▼金融市場のリスク許容度
▼朝鮮半島の情勢緊迫化による地政学的リスク
▼週末に米国の雇用統計の発表を控える点
▼米国を中心とした主要経済指標
▼米国を中心とした株式市場
▼ベージュブック(米地区連銀経済報告)
▼米国の長期金利
▼金融当局者や要人による発言
▼米国のクリスマス商戦・年末商戦の状況
▼11月・月末及び12月・月初要因
▼中国の景気動向及び金融政策
▼11月が多くのヘッジファンドの決算月となる点
▼ECB理事会の結果及びトリシェECB総裁の会見
▼年末に向けて市場参加者が徐々に少なくなる時期である点
▼FRBによる追加金融緩和観測
▼金や原油などの商品市場
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11月30日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・30日のゴトオ日 ・11月・月末の最終営業日 ・オバマ大統領が議会運営に関して与党幹部と会談 ・明日にベージュブック(米地区連銀経済報告)の公表を控える |
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06:45 | NZ)住宅建設許可 | ○ | +1.4% | +0.5% | |||||||
08:30 | 日)失業率 | × | 5.0% | 5.0% | |||||||
↑・有効求人倍率 | +0.56 | +0.55 | |||||||||
日)全世帯家計調査消費支出 | △ | - | ±0.0% | ||||||||
08:50 |
日)鉱工業生産【速報値】 [前月比/前年比] |
○ | -3.2% | -1.6% | |||||||
+3.1% | +11.5% | ||||||||||
09:01 | 英)GFK消費者信頼感調査 | △ | -19 | -19 | |||||||
09:15 | 豪)デベルRBA副総裁の発言 | △ | 要人発言 | ||||||||
09:30 |
豪)住宅建設許可件数 [前月比/前年比] |
◎ | +1.4% | -6.6% | |||||||
-8.3% | -11.6% | ||||||||||
豪)第3四半期経常収支 | △ | -66.0億 | -56.4億 | ||||||||
13:00 | 日)自動車生産 | × | - | +11.4% | |||||||
14:00 | 日)住宅着工戸数 | × | +9.7% | +17.7% | |||||||
日)建設工事受注 | × | - | -15.0% | ||||||||
16:45 | 仏)生産者物価指数 | × | +4.1% | +4.2% | |||||||
17:30 | 欧)レーン欧州委員の発言 | △ | 要人発言 | ||||||||
17:55 | 独)失業率 | ○ | 7.5% | 7.5% | |||||||
↑・失業者数 | -2.0万人 | -0.3万人 | |||||||||
19:00 | 欧)消費者物価指数【速報値】 | ○ | +1.9% | +1.9% | |||||||
欧)失業率 | ○ | 10.1% | 10.1% | ||||||||
21:00 | 南ア)貿易収支 | × | -20億 | +36億 | |||||||
22:30 | 加)GDP | ◎ | +0.1% | +0.3% | |||||||
↑・第3四半期GDP | +1.4% | +2.0% | |||||||||
23:00 |
米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前月比/前年比] |
BB | -0.40% | -0.28% | |||||||
+1.00% | +1.70% | ||||||||||
23:45 | 米)シカゴ購買部協会景気指数 | A | 59.9 | 60.6 | |||||||
24:00 | 米)消費者信頼感指数 | S | 53.6 | 50.2 | |||||||
24:30 | 欧)トリシェECB総裁の発言 | ○ | 要人発言 | ||||||||
26:30 | 米)コチャラコタ:ミネアポリス連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | ||||||||
29:00 | 米)バーナンキFRB議長の発言 | AA | 要人発言 | ||||||||
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ドル買いの継続・加速時に追随。月末要因や急激な調整に注意
ドル買い・ユーロ売りの継続・加速時に追随。月末要因や急激な調整に注意
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