ううむ、昨年の最後に日にドル円は80円台に突入したが、深くなかった。そしてまた年初となる昨日のアジア時間の早朝にも80円台を見にいったが、それでおしまい!完全に跳ね返されてしまった。
確かに気になったのは、米国債がグローベックスのオープン直後から売られ気味となったことで、要するに米ドルの金利は上昇傾向を示したいたということだろう。
私もアジア時間の午前まではドル円のショートポジションを抱えたままで様子を見守っていたが、81.30を超えてくるともういけない。すぐに買い戻してしまった。その後もドル円は値幅こそ小さいものの、ずっと堅調な地合いにあった。ニューヨーク時間になると米国株の上伸も手伝って、相場全体がリスクテークの様相を呈してきた。
ドル円もますます下がらなくなってしまい、このままではロングで持っていないといけないのではと考えさせられるほどだった。はりきって作ったポジションだが、お年玉にはならなかった(苦笑)。
米国株や欧州株、加えてグロベークスのなかでの日経先物も大きく伸びてきているので、円売りに傾きやすい。とくにユーロ円はほとんど押し目らしい押し目も作らずに、109円台に乗せてきた。まあ、ここで焦る必要もないだろう。翌日の日本勢の反応を見てからでも遅くはなさそうだ。
しかし本日の日本勢はドル円の買いで終始した。80円台で2回やったので、ちょうどよいダブルボトムを短期的に形成してしまったという材料もある。買いに買いまくって82円台まで持ってきたのだ。ここまで来ると、ちょっと売り方は手を休ませるしかない。夜を待って米国株の反転下落を見届けてからとか、米国債の上昇に転ずる姿を確かめないと、不用意にドルショートには振れないことになる。
今晩は遅い時間のFOMC議事録が公開されるが、これにはあまり面白いことは期待できなさそうだ。ただでさえ米国債の値下がりが続いており、FRB(米連銀)の金融緩和のあり方が疑問視されているところなのだから、それを正当化するための文面が踊るだけとなるであろう。ドル円の82円台でのプライスアクションがどんなものかを見ておくのが大事となりそうだ。
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