1月13日(木)■『欧州不安』と『米国の経済指標』、そして『米国の長期金利』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『欧州不安』と『米国の経済指標』、そして『米国の長期金利』にあり。

米国の経済指標は、
・「米)週間新規失業保険申請件数」
・「米)生産者物価指数＆【コア】」
・「米)貿易収支」
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・「豪)失業率＆新規雇用者数」
・「英)鉱工業生産」
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・「英)BOE政策金利＆声明＆資産購入枠発表」
・「欧)ECB政策金利＆声明発表＆トリシェECB総裁の記者会見」
・「米)バーナンキFRB議長の発言」
・「ドル買いorドル売りの方向性」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「金融市場のリスク許容度」
・「今週相次ぐ、米国債の入札(11日・3年債、12日・10年債、13日・30年債)での影響」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、他・米国以外の株式市場等)」
・「中国の景気動向及び金融政策」
・「米国の景気動向や追加金融緩和観測」
・「金融当局者や要人による発言」
・「米国の主要企業の決算発表→インテル」
などの要因に注意。

★★★

本日は、「BOE政策金利＆声明＆資産購入枠発表」と「ECB政策金利＆声明発表＆トリシェECB総裁の記者会見」が行われる。

米国の経済指標は、「週間新規失業保険申請件数」と「生産者物価指数＆【コア】」がメイン。
その他、「貿易収支」への注目度も高い。
また、「バーナンキFRB議長の発言」も予定されている。

「米国の株式市場」の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
「米国の長期金利」及び「金や原油などの商品市場」の動向も為替相場と関連性が高い。
今週相次ぐ、米国債の入札は「米国の長期金利」の変動要因になりやすい。

直近の相場では、「欧州の財政・金融・信用不安」が燻り続けて相変わらず為替相場の主要な変動要因となっている他、「金融市場のリスク許容度」や「米国の長期金利」も大きな影響力をもっている。
また、先週末の「米国の雇用統計」の発表後はその弱い内容でドル売りヨリに傾き、週明けの為替相場でもドル売りヨリの流れが優勢となっている。
米国の雇用統計発表明け後となる今週は、明確な方向性が出るかどうかが重要となる。市場参加者が戻ってくる頃でもあり、2011年の始めでの相場の方向性を上手くつかみたいところ。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・09時30分：豪)失業率＆新規雇用者数
→発表内容による豪ドルへの影響は非常に大きい

・18時30分：英)鉱工業生産
→発表内容によるポンドへの影響は大きめ

・21時00分：英)BOE政策金利＆声明＆資産購入枠発表
→サプライズなしで反応は限定的となりやすい

・21時45分：欧)ECB政策金利＆声明発表
→サプライズなしで反応は限定的となりやすい

・22時30分：欧)トリシェECB総裁の記者会見
→金融政策に関するものより、ユーロ不安に関するものへの反応の方が良さそう

・22時30分：米)週間新規失業保険申請件数
・22時30分：米)生産者物価指数＆【コア】
・22時30分：米)貿易収支
→1つの時間に3種類の経済指標。相場が動き出すか

・27時00分：米)バーナンキFRB議長の発言
→言及次第


1月10日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計発表明けでの影響や変動
▼ドル買いorドル売りの方向性
▼欧州の財政・金融・信用不安
▼金融市場のリスク許容度
▼米国を中心とした主要経済指標
▼米国を中心とした株式市場
▼米国の長期金利
▼今週相次ぐ、米国債の入札での影響
▼中国の景気動向及び金融政策
▼米国の景気動向や追加金融緩和観測
▼ベージュブック(米地区連銀経済報告)の公表
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の主要企業の決算発表
▼金や原油などの商品市場
▼17日(月)が米国で祝日のため、今週末に米国が連休入りとなる点

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1月13日(木)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・米国の主要企業の決算発表→インテル
08:50		日)機械受注 [前月比/前年比]	△	+2.0%	-1.4%
				+17.4%	+7.0%
09:30		豪)失業率	◎	5.1%	5.2%
		↑・新規雇用者数		+2.50万人	+5.46万人
13:30		日)企業倒産件数	×	-	-6.3%
15:00		日)工作機械受注【速報値】	×	-	+104.2%
16:00		独)卸売物価指数 [前月比/前年比]	×	-	+0.7%
				-	+7.8%
18:30		英)鉱工業生産 [前月比/前年比]	◎	+0.5%	-0.2%
				+3.3%	+3.3%
		英)製造業生産高 [前月比/前年比]	△	+0.4%	+0.6%
				+5.3%	+5.8%
21:00		英)BOE政策金利＆声明発表	◎	0.50% 据え置き	0.50% 据え置き
		英)BOE資産購入枠発表	◎	2000億 据え置き	2000億 据え置き
21:15		欧)ファンロンパイEU大統領の発言	△	要人発言
21:45		欧)ECB政策金利＆声明発表	◎	1.00% 据え置き	1.00% 据え置き
22:30		欧)トリシェECB総裁の記者会見	◎	要人発言
		加)貿易収支	○	-20億	-17億
		米)週間新規失業保険申請件数	AA	40.9万件	40.9万件
		米)生産者物価指数 [前月比/前年比]	AA	+0.8%	+0.8%
				+3.8%	+3.5%
		↑・生産者物価指数【コア】 [前月比/前年比]		+0.2%	+0.3%
				+1.4%	+1.2%
		米)貿易収支	A	-405億	-387億
27:00		米)30年債入札(130億ドル)	BB	-	-
		米)バーナンキFRB議長の発言	A	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点

ユーロドルがメイン

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米国の経済指標発表での変動狙い

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