1月12日(水)■『欧州不安による影響』と『NYダウの動向』、そして『米国の長期金利での影響』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『欧州不安による影響』と『NYダウの動向』、そして『米国の長期金利での影響』にあり。

米国の経済指標は、
・「米)輸入物価指数」
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・「英)貿易収支」
・「欧)鉱工業生産」
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・「米)ベージュブック（米地区連銀経済報告）」
・「ドル買いorドル売りの方向性」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「金融市場のリスク許容度」
・「今週相次ぐ、米国債の入札(11日・3年債、12日・10年債、13日・30年債)での影響」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、他・米国以外の株式市場等)」
・「中国の景気動向及び金融政策」
・「米国の景気動向や追加金融緩和観測」
・「金融当局者や要人による発言」
などの要因に注意。

★★★

本日の米国の経済指標は、「輸入物価指数」への注目度が高い。
その他、「ベージュブック（米地区連銀経済報告）」の公表にも注目が集まる。

「米国の株式市場」の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
「米国の長期金利」及び「金や原油などの商品市場」の動向も為替相場と関連性が高い。
今週相次ぐ、米国債の入札は「米国の長期金利」の変動要因になりやすい。

直近の相場では、「欧州の財政・金融・信用不安」が燻り続けて再三ユーロ売りが加速している他、「金融市場のリスク許容度」や「米国の長期金利」も大きな影響力をもっている。
また、「米国の雇用統計」の弱い内容で発表後はドル売りヨリに傾いたが、週明けの為替相場では特に大きな動きになっていない。
米国の雇用統計発表明け後となる今週は、明確な方向性が出るかどうかが重要となる。市場参加者が戻ってくる頃でもあり、2011年の始めでの相場の方向性を上手くつかみたいところ。

その他、明日に「英国とユーロ圏の金融政策」が発表される点にも注意したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・18時30分：英)貿易収支

・19時00分：欧)鉱工業生産

・22時30分：米)輸入物価指数
・28時00分：米)ベージュブック（米地区連銀経済報告）
→2つの時間に2種類のイベント。今週に入って初のまともなイベント。相場が動き出すかどうかそれが問題


1月10日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計発表明けでの影響や変動
▼ドル買いorドル売りの方向性
▼欧州の財政・金融・信用不安
▼金融市場のリスク許容度
▼米国を中心とした主要経済指標
▼米国を中心とした株式市場
▼米国の長期金利
▼今週相次ぐ、米国債の入札での影響
▼中国の景気動向及び金融政策
▼米国の景気動向や追加金融緩和観測
▼ベージュブック(米地区連銀経済報告)の公表
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の主要企業の決算発表
▼金や原油などの商品市場
▼17日(月)が米国で祝日のため、今週末に米国が連休入りとなる点

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1月12日(水)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
-
08:50		日)マネーストックM2+CD	×	+2.6%	+2.6%
		日)経常収支	×	+9832億	+1兆4362億
		日)貿易収支	×	+2770億	+9129億
09:30		豪)住宅ローン貸出	△	-1.0%	+1.9%
14:00		日)景気ウォッチャー調査 [現状判断DI/先行判断DI]	×	-	43.6
				-	41.4
16:45		仏)財政収支	×	-	-1331億
17:00		欧)レーン欧州委員の発言	△	要人発言
18:30		英)貿易収支	○	-83.75億	-85.29億
19:00		欧)鉱工業生産 [前月比/前年比]	○	+0.5%	+0.7%
				+5.9%	+6.9%
22:30		加)新築住宅価格指数	△	+0.1%	+0.1%
		米)輸入物価指数 [前月比/前年比]	A	+1.2%	+1.3%
				+4.7%	+3.7%
		米)ガイトナー財務長官の発言	B	要人発言
24:30		米)週間原油在庫	B	-	-416万
26:00		加)フラハティ財務相の発言	△	要人発言
27:00		ス)ジョーダンSNB副総裁の発言	△
		米)フィッシャー：ダラス連銀総裁の発言	B	要人発言
		米)10年債入札(210億ドル)	BB	-	-
28:00		米)ベージュブック (米地区連銀経済報告)	A	-	-
		米)財政収支	B	-800億	-914億
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点

ユーロドルがメイン

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下落が加速する場面があれば

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