1月14日(金)■週末＆米国が連休入り。『欧州不安』と『米国の経済指標』、そして『トリシェECB総裁がインフレリスクを示唆した事への思惑』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『欧州不安』と『米国の経済指標』、そして『トリシェECB総裁がインフレリスクを示唆した事への思惑』にあり。

米国の経済指標は、
・「米)消費者物価指数＆【コア】」
・「米)小売売上高＆【除自動車】」
・「米)鉱工業生産」
・「米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】」
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・「英)生産者物価指数＆【コア】」
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・「週末要因」
・「米国が連休入り(17日が祝日)となる点」
・「ドル買いorドル売りの方向性(直近はドル売りヨリ)」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「トリシェECB総裁がインフレリスクを示唆した事への思惑」
・「金融市場のリスク許容度」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、他・米国以外の株式市場等)」
・「金融当局者や要人による発言」
・「米国の主要企業の決算発表→JPモルガン・チェース」
などの要因に注意。

★★★

週末金曜日で、米国が連休入り(17日が祝日)となる。

米国の経済指標は、「消費者物価指数＆【コア】」と「小売売上高＆【除自動車】」、「鉱工業生産」、「ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】」それぞれに大きな注目が集まる。

「米国の株式市場」の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
「米国の長期金利」及び「金や原油などの商品市場」の動向も為替相場と関連性が高い。

直近の相場では、「欧州の財政・金融・信用不安」が燻り続けている他、「金融市場のリスク許容度」や「米国の長期金利」も大きな影響力をもっている。
また、先週末の「米国の雇用統計」の発表後はその弱い内容でドル売りヨリに傾いた。週明けの為替相場では、米国の長期金利を主要因にドル売りヨリの流れになっている他、欧州不安の緩和でユーロの買い戻しが優勢となり、更に昨日トリシェECB総裁がインフレリスクを示唆したことでユーロが大きく買われた。

本日は週末及び米国が連休入りとなるため、ポジション調整などにも気を付けたい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・18時30分：英)生産者物価指数＆【コア】

・22時30分：米)消費者物価指数＆【コア】
・22時30分：米)小売売上高＆【除自動車】
・23時15分：米)鉱工業生産
・23時55分：米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
→3つの時間に4種類の経済指標が発表される。それぞれ重要度が高い。中でも小売売上高がメインになりやすいか。米国は連休入りとなる事もあり、週末要因などにも注意


1月10日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計発表明けでの影響や変動
▼ドル買いorドル売りの方向性
▼欧州の財政・金融・信用不安
▼金融市場のリスク許容度
▼米国を中心とした主要経済指標
▼米国を中心とした株式市場
▼米国の長期金利
▼今週相次ぐ、米国債の入札での影響
▼中国の景気動向及び金融政策
▼米国の景気動向や追加金融緩和観測
▼ベージュブック(米地区連銀経済報告)の公表
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の主要企業の決算発表
▼金や原油などの商品市場
▼17日(月)が米国で祝日のため、今週末に米国が連休入りとなる点

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1月14日(金)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・週末金曜日 ・米国が連休入り(17日が祝日)となる ・米国の主要企業の決算発表→JPモルガン・チェース
08:50		日)国内企業物価指数 [前月比/前年比]	×	+0.2%	+0.1%
				+1.0%	+0.9%
16:00		独)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比]	×	+1.0%	+1.0%
				+1.7%	+1.7%
17:15		ス)生産者輸入価格 [前月比/前年比]	×	+0.1%	-0.2%
				+0.1%	+0.1%
18:00		欧)アルムニア欧州委員の発言	△	要人発言
18:30		英)生産者物価指数 [前月比/前年比]	○	+0.4%	+0.3%
				+3.9%	+3.9%
		↑・生産者物価指数【コア】[前年比]		+3.0%	+3.3%
19:00		欧)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比]	△	+0.6%	+0.1%
				+2.2%	+2.2%
		↑・消費者物価指数【コア】[前年比]		+1.1%	+1.1%
		欧)貿易収支	×	+17億	+36億
22:30		米)消費者物価指数 [前月比/前年比]	AA	+0.4%	+0.1%
				+1.3%	+1.1%
		↑・消費者物価指数【コア】 [前月比/前年比]		+0.1%	+0.1%
				+0.7%	+0.8%
		米)小売売上高	S	+0.8%	+0.8%
		↑・小売売上高【除自動車】		+0.7%	+1.2%
23:15		米)鉱工業生産	AA	+0.5%	+0.4%
		米)設備稼働率	C	75.6%	75.2%
23:55		米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】	AA	75.5	74.5
24:00		米)企業在庫	B	+0.7%	+0.7%
26:45		米)ラッカー：リッチモンド連銀総裁の発言	B	要人発言
27:15		米)ローゼングレン：ボストン連銀総裁の発言	B	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点

ユーロドルがメイン

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ユーロ買いが加速するか。米・経済指標発表での変動狙い。週末＆米・連休入り要因に注意

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