本日の為替相場の焦点は、『欧州の信用不安』と『米国の経済指標の発表』、そして『金融市場のリスク許容度による方向性』にあり。
米国の経済指標は、
・米)週間新規失業保険申請件数
・米)生産者物価指数&【コア】
・米)小売売上高&【除自動車】
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・豪)失業率&新規雇用者数
・英)鉱工業生産/製造業生産高
・欧)鉱工業生産
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・欧)ECB月例報告
・南ア)SARB政策金利&声明発表
・米)バーナンキFRB議長の議会証言
・米・30年債入札(160億ドル)
・米国の主要企業決算発表(※変更の可能性あり)→メーシーズ、他
・欧州の財政・金融・信用不安(ギリシャ絡みでの反応が大きめ)
・金融市場のリスク許容度
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・金融当局者や要人による発言
・ECBの金融政策への思惑(先週に、ECB政策金利発表&総裁会見を消化)
・為替介入への警戒感
・米国の金融政策への思惑(利上げ時期など)
などの要因に注意。
★★★
本日は、ECB月例報告とSARB政策金利&声明発表の日。
米国の経済指標は、週間新規失業保険申請件数と生産者物価指数&【コア】、そして小売売上高&【除自動車】の3つがメイン。
その他、バーナンキFRB議長の議会証言も行われる。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
また、先月から相次いでいる米国の主要企業の決算は株式市場の、米国の長期国債の入札は長期金利の変動要因となりやすい。
今週に入っての為替相場は、ギリシャの信用不安絡みの問題でユーロが大きめに上下している。
また、先週調整した株式及び商品市場の反発でリスク回避の流れが後退していたが、昨日のNY市場で再度リスク回避の流れが加速した。
本日は、引き続き、欧州の信用不安による影響や金融市場のリスク許容度による方向性に注目したい。
注目度の高い米国の経済指標が複数予定されている点やバーナンキFRB議長の議会証言も重要となる。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・10時30分:豪)失業率&新規雇用者数
→発表での豪ドルへの影響は非常に大きい。また金融政策への思惑にもつながるため、その効果も持続しやすい
・17時00分:欧)ECB月例報告
→現在、ユーロ圏の金融政策に大きな注目が集まっているため、反応する可能性も
・17時30分:英)鉱工業生産/製造業生産高
→発表でのポンドへの影響はまずまず
・18時00分:欧)鉱工業生産
→反応は相場の気分次第
・21時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・21時30分:米)生産者物価指数&【コア】
・21時30分:米)小売売上高&【除自動車】
→1つの時間に3種類の経済指標が発表される。どれも注目度及び影響度は大きめ。発表での変動に注視したい
・22時00分:南ア)SARB政策金利&声明発表
→反応は限定的か
・23時00分:米)バーナンキFRB議長の議会証言
→言及次第と思われる
5月9日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼欧州の財政・金融・信用不安(先週末、ギリシャのユーロ離脱関連の話題に大きく反応)
▼米国の雇用統計発表明けとなる点
▼ECBの金融政策への思惑(先週に、ECB政策金利発表&総裁会見を消化)
▼金融市場のリスク許容度
▼米中戦略・経済対話(人民元改革など)
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼主要経済指標(米国中心)
▼為替介入への警戒感
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の長期金利の動向(今週、米国の長期国債の入札が相次ぐ点も)
▼金や原油などの商品市場
▼米国の金融政策への思惑(利上げ時期など)
▼中国の景気動向及び金融政策(今週、中国の主要経済指標の発表が相次ぐ)
▼中東・北アフリカ問題(リビア情勢中心)
▼米国の主要企業の決算発表
▼東京市場がGW明けとなる点
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5月12日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・米国の主要企業決算発表(※変更の可能性あり)→メーシーズ、他 | ||||||||||||||
07:30 | NZ)企業景況感 | × | - | 50.1 | ||||||||||
08:50 | 日)経常収支 | × | +1兆7500億 | +1兆6410億 | ||||||||||
日)貿易収支 | × | +3050億 | +7233億 | |||||||||||
日)マネーストックM2+CD | × | +2.7% | +2.7% | |||||||||||
10:30 | 豪)失業率 | ◎ | 4.9% | 4.9% | ||||||||||
↑・新規雇用者数 | +1.70万人 | +3.78万人 | ||||||||||||
13:30 | 日)企業倒産件数 | × | - | -10.0% | ||||||||||
14:30 | 仏)消費者物価指数 | × | +2.1% | +2.0% | ||||||||||
15:00 | 日)工作機械受注【速報値】 | × | - | +49.6% | ||||||||||
日)景気ウォッチャー調査 [現状判断DI/先行判断DI] |
× | - | 27.7 | |||||||||||
- | 26.6 | |||||||||||||
17:00 | 欧)ECB月例報告 | ○ | - | - | ||||||||||
17:30 |
英)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
○ | +0.8% | -1.2% | ||||||||||
+1.1% | +2.4% | |||||||||||||
英)製造業生産高 [前月比/前年比] |
○ | +0.3% | ±0.0% | |||||||||||
+2.8% | +4.9% | |||||||||||||
18:00 |
欧)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
○ | +0.3% | +0.4% | ||||||||||
+6.3% | +7.3% | |||||||||||||
18:30 | 欧)ゴンザレス・パラモECB理事の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
21:30 |
加)新築住宅価格指数 [前月比/前年比] |
△ | +0.3% | +0.4% | ||||||||||
+2.2% | +2.1% | |||||||||||||
米)週間新規失業保険申請件数 | AA | 43.0万件 | 47.4万件 | |||||||||||
米)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
AA | +0.6% | +0.7% | |||||||||||
+6.5% | +5.8% | |||||||||||||
↑・生産者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.2% | +0.3% | ||||||||||||
+2.1% | +1.9% | |||||||||||||
米)小売売上高 | AA | +0.6% | +0.4% | |||||||||||
↑・小売売上高【除自動車】 | +0.6% | +0.8% | ||||||||||||
米)プロッサー:フィラデルフィア連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | ||||||||||||
22:00 | 南ア)SARB政策金利&声明発表 | ○ | 5.50% 据え置き |
5.50% 据え置き |
||||||||||
23:00 | 米)企業在庫 | B | +0.9% | +0.5% | ||||||||||
米)バーナンキFRB議長の議会証言 | AA | 要人発言 | ||||||||||||
26:00 | 米)30年債入札 | BB | 160億ドル | |||||||||||
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様子見
基本ショートも、米国の経済指標発表での変動狙いがメイン
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)