本日の為替相場の焦点は、『ギリシャの財政不安』と『金融市場のリスク許容度』、そして『ドルの方向性』にあり。
米国の経済指標は、
・米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数
・米)消費者信頼感指数
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・英)第1四半期GDP【確報値】
・英)第1四半期経常収支
・独)消費者物価指数【速報値】
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・英)インフレ報告
・英)キングBOE総裁の証言【インフレ報告における公聴会】
・欧)トリシェECB総裁の発言
・6月月末要因
・ギリシャ議会が緊急財政計画を審議(28日採択予定、27日~30日の可能性も)
・米国の主要企業の決算発表→ナイキ、他
・今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(27日・2年債、28日・5年債、29日・7年債)の影響
・欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの財政不安が燻り続けている)
・ECBの金融政策への思惑(前回、示唆された7月の利上げやその後への思惑など)
・金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが燻り続けている)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・金融当局者や要人による発言
・米国の金融政策への思惑(先週に、FOMC結果発表を消化)
・為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
・6月末が、FRBによる量的緩和第2弾実施期限となる点
などの要因に注意。
★★★
ギリシャ議会による緊急財政計画の採決を控える。
米国の経済指標は、消費者信頼感指数がメイン。
その他、S&P/ケース・シラー住宅価格指数にも注目が集まる。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
ここ最近の為替相場は、ギリシャの財政不安や金融市場のリスク許容度などを主要因にドルやユーロが大きく上下している。
週明けの昨日の相場は、株式市場の上昇などでリスク選好ヨリの流れとなり、ギリシャの財政不安に対しても多少緩和ヨリに反応した。
本日は、引き続き金融市場のリスク許容度やギリシャの財政不安での影響に注意しながら、ドルの方向性に注目したい。
また、ギリシャ議会による緊急財政計画の採決(予定)を控えている点も重要。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・17時30分:英)第1四半期GDP【確報値】
・17時30分:英)第1四半期経常収支
→どちらも、発表内容でのポンドへの影響はなかなか大きい
・18時00分:英)インフレ報告
・18時00分:英)キングBOE総裁の証言【インフレ報告における公聴会】
→言及と発生する思惑次第。思惑が噴出すれば大きな反応になりやすい
・時刻未定:独)消費者物価指数【速報値】
→発表での反応は、それなり
・22時00分:米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数
・23時00分:米)消費者信頼感指数
→消費者信頼感指数がメイン。注目度や影響力は大きい。ただ、それよりも、市場のドルの方向性が重要となりやすい
・27時45分:欧)トリシェECB総裁の発言
→言及次第
6月27日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼ギリシャ議会が緊急財政計画を審議・採択する予定(28日採択予定、~30日の可能性も)
▼欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの財政不安が燻り続けている)
▼ECBの金融政策への思惑(前回、示唆された7月の利上げやその後への思惑など)
▼金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが燻り続けている)
▼主要国の株式市場の動向(米国中心)
▼主要経済指標の発表(米国中心)
▼米国の金融政策への思惑(先週に、FOMC結果発表を消化)
▼米国の長期金利の動向
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼中国の景気動向及び金融政策
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
▼今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(27日・2年債、28日・5年債、29日・7年債)の影響
▼6月末が、FRBによる量的緩和第2弾実施期限となる点
▼6月月末・7月月初要因
▼7月3日に、ユーロ財務相会合(ギリシャ救済に関して)が開催される点
▼来週末(8日)に、米国の雇用統計の発表を控える点
▼来週に(7日)に、ECBの金融政策結果発表が控える点
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6月28日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・ギリシャ議会が緊急財政計画を審議(28日採択予定、27日~30日の可能性も) ・独中首脳会談 ・米国の主要企業の決算発表→ナイキ、他 |
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08:50 | 日)小売業販売額 | △ | -2.2% | -4.8% | ||||||||||
↑・大型小売店販売額 | × | -1.9% | -1.9% | |||||||||||
10:00 | 豪)デベルRBA総裁補佐の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
15:00 | 独)GFK消費者信頼感調査 | △ | +5.3 | +5.5 | ||||||||||
独)輸入物価指数 | × | -0.3% | +0.3% | |||||||||||
16:00 | 欧)アルムニア欧州委員の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
17:30 |
英)第1四半期GDP【確報値】 [前期比/前年比] |
○ | +0.5% | +0.5% | ||||||||||
+1.8% | +1.8% | |||||||||||||
英)第1四半期経常収支 | ○ | -47億 | -105億 | |||||||||||
英)第1四半期総合事業投資【確報値】 [前期比/前年比] |
× | - | -7.1% | |||||||||||
- | -3.2% | |||||||||||||
18:00 | 英)インフレ報告 | ○ | - | - | ||||||||||
↑・キングBOE総裁の証言【インフレ報告における公聴会】 | ○ | 要人発言 | ||||||||||||
未定 |
独)消費者物価指数【速報値】 [前月比/前年比] |
○ | +0.1% | ±0.0% | ||||||||||
+2.3% | +2.3% | |||||||||||||
22:00 |
米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前月比/前年比] |
BB | -0.20% | -0.23% | ||||||||||
-3.95% | -3.61% | |||||||||||||
23:00 | 米)消費者信頼感指数 | AA | 61.0 | 60.8 | ||||||||||
米)リッチモンド連銀製造業指数 | C | -3 | -6 | |||||||||||
25:00 | 米)フィッシャー:ダラス連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
26:00 | 米)5年債入札 | BB | 350億ドル | |||||||||||
27:45 | 欧)トリシェECB総裁の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
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