本日の為替相場の焦点は、『ユーロ圏の債務危機懸念での動向』と『リスク回避ヨリの流れの継続』、そして『バーナンキFRB議長の半年に1度の議会証言』にあり。
米国の経済指標は、
・米)輸入物価指数
・米)財政収支
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・中)主要経済指標(第2四半期GDP、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)
・英)失業率&失業保険申請件数
・欧)鉱工業生産
翌・NZ)第1四半期GDP
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・米)バーナンキFRB議長の証言【半期金融政策報告】(下院金融サービス委員会)
・ス)ジョーダンSNB副総裁の発言
・欧州委員会が四半期レポートを公表
・欧州銀行のストレステスト結果公表(予定)
・本日・明日と、FRB議長による半年に1度の議会証言(半期金融政策報告)が行われる点
・今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(12日・3年債、13日・10年債、14日・30年債)
・欧州の財政・金融・信用不安(ユーロ圏の債務危機への懸念が拡大気味)
・金融市場のリスク許容度(株式市場が主動、米・雇用統計以降リスク回避ヨリに)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・中国の景気動向及び金融政策
・ECBの金融政策への思惑(今後の金融政策やインフレ動向)
・金融当局者や要人による発言
・米国の金融政策への思惑
などの要因に注意。
★★★
FOMC議事録(6月21・22日開催分)公表明けで、欧州銀行のストレステスト結果の公表が予定されている。
本日・明日と、FRB議長による半年に1度の議会証言(半期金融政策報告)が行われる点に大きな注目が集まる。
米国の経済指標は、輸入物価指数と財政収支が発表される。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
長期国債の入札結果は長期金利の変動要因となりやすい。
ここ最近の為替相場は、ユーロ圏の財政・金融・信用不安と金融市場のリスク許容度を主要因にドルやユーロが大きく上下してきた。
先週の相場では、ECB金融政策結果発表後のトリシェ総裁の会見や米国の雇用統計発表で大きく動いた。
今週に入ってからは、ユーロ圏の債務危機拡大懸念でユーロが大きく売られ、リスク回避の流れも優勢となっている。
本日は、引き続きユーロ圏の債務危機懸念での動向と金融市場のリスク許容度による流れに注視したい。
その他、本日予定されている欧州銀行のストレステスト結果の公表、本日・明日と行われるFRB議長による半年に1度の議会証言(半期金融政策報告)も非常に重要。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・11時00分:中)主要経済指標(第2四半期GDP、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)
→中国の景気動向や金融政策への思惑は金融市場全体に影響を与えやすい
・17時30分:英)失業率&失業保険申請件数
→発表でのポンドへの影響は非常に大きい
・18時00分:欧)鉱工業生産
→相場が動くキッカケとして
・21時30分:米)輸入物価指数
・23時00分:米)バーナンキFRB議長の証言【半期金融政策報告】(下院金融サービス委員会)
・27時00分:米)財政収支
→3つの時間に3種類のイベント。相場が大きく動いているため、相場が動くキッカケとして注視したい。FRB議長の議会証言は言及次第で大きな変動要因になる可能性が高い
・翌7時45分:NZ)第1四半期GDP
→発表でのNZドルへの影響は非常に大きい
7月11日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計発表明けとなる点
▼今週、米国の長期国債の入札が相次ぐ
▼米国の主要企業や大手金融機関の決算発表
▼FRB議長による半年に1度の議会証言(半期金融政策報告、13・14日に実施)
▼欧州銀行のストレステスト結果公表(13日予定)絡みでの影響
▼FOMC議事録(6月21・22日開催分)の公表
▼欧州の財政・金融・信用不安(ギリシャの財政不安が中心)
▼金融市場のリスク許容度(株式市場が主動)
▼主要国の株式市場の動向(米国中心)
▼主要経済指標の発表(米国中心)
▼ECBの金融政策への思惑(今後の金融政策やインフレ動向)
▼米国の長期金利の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼中国の景気動向及び金融政策
▼米国の金融政策への思惑
▼金や原油などの商品市場
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
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7月13日(水)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・欧州銀行のストレステスト結果公表(予定) | ||||||||||||||
09:30 | 豪)ウェストパック消費者信頼感 | △ | - | -2.6% | ||||||||||
11:00 | 中)第2四半期GDP | ◎ | +9.3% | +9.7% | ||||||||||
中)小売売上高 | × | +17.0% | +16.9% | |||||||||||
中)鉱工業生産 | ○ | +13.1% | +13.3% | |||||||||||
中)固定資産投資 | ○ | +25.7% | +25.8% | |||||||||||
13:30 |
日)鉱工業生産【確報値】 [前月比/前年比] |
△ | - | +5.7% | ||||||||||
- | -5.9% | |||||||||||||
14:00 | 日)金融経済月報(基本的見解) | △ | - | - | ||||||||||
15:00 |
独)卸売物価指数 [前月比/前年比] |
× | -0.2% | ±0.0% | ||||||||||
+8.8% | +8.9% | |||||||||||||
16:15 |
ス)生産者輸入価格 [前月比/前年比] |
△ | -0.3% | -0.2% | ||||||||||
-0.3% | -0.4% | |||||||||||||
17:30 | 英)失業率 | ◎ | 4.7% | 4.6% | ||||||||||
↑・失業保険申請件数 | +1.50万件 | +1.96万件 | ||||||||||||
18:00 |
欧)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
○ | +0.4% | +0.2% (+0.4%) |
||||||||||
+4.8% | +5.3% | |||||||||||||
19:00 | 欧)欧州委員会四半期レポート | △ | - | - | ||||||||||
21:30 |
米)輸入物価指数 [前月比/前年比] |
A | -0.6% | +0.2% | ||||||||||
+13.2% | +12.5% | |||||||||||||
22:10 |
米)ローゼングレン:ボストン連銀総裁 の発言 |
B | 要人発言 | |||||||||||
23:00 | 米)バーナンキFRB議長の証言 【半期金融政策報告】 (下院金融サービス委員会) |
S | 要人発言 | |||||||||||
23:30 | 米)週間原油在庫 | BB | - | -89万 | ||||||||||
25:30 | ス)ジョーダンSNB副総裁の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
26:00 | 米)10年債入札 | BB | 210億ドル | |||||||||||
26:20 | 米)フィッシャー:ダラス連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
27:00 | 米)財政収支 | B | -454億 | -576億 | ||||||||||
翌 07:30 |
NZ)企業景況感 | × | - | 54.7 | ||||||||||
翌 07:45 |
NZ)第1四半期GDP [前期比/前年比] |
◎ | +0.3% | +0.2% | ||||||||||
+0.5% | +0.8% | |||||||||||||
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下落継続か巻き戻しかを見極めて、超短期で追随
ユーロ売りの継続でも、巻き戻しでも、追随で回転狙い
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