本日の為替相場の焦点は、『ユーロ圏の債務危機拡大懸念での動向』と『金融市場のリスク許容度による流れ』、そして『バーナンキFRB議長の議会証言・2日目』にあり。
米国の経済指標は、
・米)週間新規失業保険申請件数
・米)生産者物価指数&【コア】
・米)小売売上高&【除自動車】
・米)企業在庫
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・NZ)第1四半期GDP
・欧)消費者物価指数【確報値】
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・米)バーナンキFRB議長の証言【半期金融政策報告】(上院銀行委員会)
・米)JPモルガン・チェースの決算発表
・米国の主要企業の決算発表→JPモルガン・チェース、グーグル、他
・昨日から2日間かけて、FRB議長による半年に1度の議会証言が実施中
・米国の長期国債の入札(12日・3年債、13日・10年債、14日・30年債)
・欧州の財政・金融・信用不安(燻り続けている)
・金融市場のリスク許容度(米国の株式市場などが主導)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・米国の金融政策への思惑(追加金融緩和策への思惑など)
・為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
・中国の景気動向及び金融政策
・ECBの金融政策への思惑(今後の金融政策やインフレ動向)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
昨日から2日間かけて、FRB議長による半年に1度の議会証言【半期金融政策報告】が行われている。
米国の経済指標は、週間新規失業保険申請件数と生産者物価指数&【コア】、小売売上高&【除自動車】がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
また、今週相次いで行われている主要企業や大手金融機関の決算発表は株式市場の、長期国債の入札結果は長期金利の変動要因となりやすい。
ここ最近の為替相場は、ユーロ圏の財政・金融・信用不安と金融市場のリスク許容度を主要因にドルやユーロが大きく上下してきた。
先週の相場では、ECB金融政策結果発表後のトリシェ総裁の会見や米国の雇用統計発表で大きく動いた。
今週に入ってからは、ユーロ圏の債務危機懸念拡大でユーロが大きく売られ、リスク回避の流れも優勢となっていたが、昨日のあたりから巻き戻しの流れが優勢 となった上に、バーナンキFRB議長が半期に1度の議会証言で追加金融緩和策実施の可能性を示したことからドル売りが加速し、株式や商品が上昇した。
本日は、引き続きユーロ圏の債務危機懸念での動向と金融市場のリスク許容度による流れに注視しながら、バーナンキFRB議長の議会証言・2日目での変動に注目したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・07時45分:NZ)第1四半期GDP
→発表でのNZドルへの影響は非常に大きい
・18時00分:欧)消費者物価指数【確報値】
→相場変動のキッカケとして
・20時00分:米)JPモルガン・チェースの決算発表
・21時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・21時30分:米)生産者物価指数&【コア】
・21時30分:米)小売売上高&【除自動車】
・23時00分:米)バーナンキFRB議長の証言【半期金融政策報告】(上院銀行委員会)
・23時00分:米)企業在庫
→3つの時間に6種類のイベント。JPモルガン・チェースの決算発表は相場の気分次第。米国の経済指標は小売売上高がメイン。バーナンキFRB議長の議会証言はテキストは同じだが昨日に引き続き注目度が高い
7月11日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計発表明けとなる点
▼今週、米国の長期国債の入札が相次ぐ
▼米国の主要企業や大手金融機関の決算発表
▼FRB議長による半年に1度の議会証言(半期金融政策報告、13・14日に実施)
▼欧州銀行のストレステスト結果公表(13日予定)絡みでの影響
▼FOMC議事録(6月21・22日開催分)の公表
▼欧州の財政・金融・信用不安(ギリシャの財政不安が中心)
▼金融市場のリスク許容度(株式市場が主動)
▼主要国の株式市場の動向(米国中心)
▼主要経済指標の発表(米国中心)
▼ECBの金融政策への思惑(今後の金融政策やインフレ動向)
▼米国の長期金利の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼中国の景気動向及び金融政策
▼米国の金融政策への思惑
▼金や原油などの商品市場
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
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7月14日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・フランスが祝日で休場 ・米国の主要企業の決算発表→JPモルガン・チェース、グーグル、他 |
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07:30 | NZ)企業景況感 | × | - | 54.7 | ||||||||||
07:45 |
NZ)第1四半期GDP [前期比/前年比] |
◎ | +0.3% | +0.2% | ||||||||||
+0.5% | +0.8% | |||||||||||||
15:00 | 日)工作機械受注【確報値】 | × | - | +53.3% | ||||||||||
17:00 | 欧)ECB月例報告 | △ | - | - | ||||||||||
18:00 |
欧)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比] |
○ | ±0.0% | ±0.0% | ||||||||||
+2.7% | +2.7% | |||||||||||||
20:00 | 米)JPモルガン・チェースの決算発表 | A | 主要企業決算 | |||||||||||
21:30 | 米)週間新規失業保険申請件数 | AA | 41.5万件 | 41.8万件 | ||||||||||
米)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
AA | -0.2% | +0.2% | |||||||||||
+7.4% | +7.3% | |||||||||||||
↑・生産者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.2% | +0.2% | ||||||||||||
+2.2% | +2.1% | |||||||||||||
米)小売売上高 | S | -0.1% | -0.2% | |||||||||||
↑・小売売上高【除自動車】 | ±0.0% | +0.3% | ||||||||||||
23:00 | 米)バーナンキFRB議長の証言 【半期金融政策報告】(上院銀行委員会) |
S | 要人発言 | |||||||||||
米)企業在庫 | B | +0.8% | +0.8% | |||||||||||
26:00 | 米)30年債入札 | BB | 130億ドル | |||||||||||
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ショートヨリで、レンジを見極めて
反発継続か、再度下を試すか、どちらにしても加速した方向に追随
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