本日の為替相場の焦点は、『ユーロ圏の債務危機拡大懸念での動向』と『リスク回避ヨリの流れの継続』、そして『FOMC議事録(6月21・22日開催分)公表』にあり。
米国の経済指標は、
・米)貿易収支
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・英)貿易収支
・英)消費者物価指数&【コア】
・加)貿易収支
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・日)BOJ政策金利&声明発表&白川日銀総裁の記者会見
・米)FOMC議事録(6月21・22日開催分)
・ユーロ財務相会合(11・12日開催)
・EU財務相会合
・今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(12日・3年債、13日・10年債、14日・30年債)
・欧州銀行のストレステスト結果公表を控える(13日予定)点
・FRB議長による半年に1度の議会証言(半期金融政策報告)を控える(13・14日日予定)点
・欧州の財政・金融・信用不安(ユーロ圏の債務危機への懸念が拡大気味)
・金融市場のリスク許容度(株式市場が主動、米・雇用統計以降リスク回避ヨリに)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・ECBの金融政策への思惑(今後の金融政策やインフレ動向)
・金融当局者や要人による発言
・中国の景気動向及び金融政策
・米国の金融政策への思惑
などの要因に注意。
★★★
本日は、BOJ政策金利&声明発表&白川日銀総裁の記者会見とFOMC議事録(6月21・22日開催分)公表の日。
また、ユーロ財務相会合とEU財務相会合も行われる。
米国の経済指標は、貿易収支がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
主要企業や大手金融機関の決算発表は株式市場の、長期国債の入札結果は長期金利の変動要因。
ここ最近の為替相場は、ユーロ圏の財政・金融・信用不安と金融市場のリスク許容度を主要因にドルやユーロが大きく上下してきた。
また、先週の相場では、ECB金融政策結果発表後のトリシェ総裁の会見や米国の雇用統計発表で大きく動いた。
週明けの昨日の相場は、ユーロ圏の債務危機拡大懸念でユーロが大きく売られ、リスク回避の流れも優勢となった。
本日は、引き続きユーロ圏の債務危機拡大懸念での動向と金融市場のリスク許容度による流れに注目したい。
その他、貿易収支の発表やFOMC議事録(6月21・22日開催分)公表からも目が離せない。
また、13日に欧州銀行のストレステスト結果公表(予定)を控える点、13・14日にFRB議長による半年に1度の議会証言(半期金融政策報告)を控える点も重要となる。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・正午過ぎ:日)BOJ政策金利&声明発表
→反応は限定的となりやすい
・15時30分:日)白川日銀総裁の記者会見
→反応は限定的となりやすい
・17時30分:英)貿易収支
・17時30分:英)消費者物価指数&【コア】
→メインはCPI。発表のでポンドへの影響は非常に大きい
・21時30分:加)貿易収支
→発表でのカナダドルへの影響はまずまず
・21時30分:米)貿易収支
・27時00分:米)FOMC議事録(6月21・22日開催分)
→2つの時間に2種類のイベント。週明けから相場が大きく動いており、それぞれ相場変動のキッカケととして注視したい。ロンドンフィックスからの動きも要注意
7月11日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計発表明けとなる点
▼今週、米国の長期国債の入札が相次ぐ
▼米国の主要企業や大手金融機関の決算発表
▼FRB議長による半年に1度の議会証言(半期金融政策報告、13・14日に実施)
▼欧州銀行のストレステスト結果公表(13日予定)絡みでの影響
▼FOMC議事録(6月21・22日開催分)の公表
▼欧州の財政・金融・信用不安(ギリシャの財政不安が中心)
▼金融市場のリスク許容度(株式市場が主動)
▼主要国の株式市場の動向(米国中心)
▼主要経済指標の発表(米国中心)
▼ECBの金融政策への思惑(今後の金融政策やインフレ動向)
▼米国の長期金利の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼中国の景気動向及び金融政策
▼米国の金融政策への思惑
▼金や原油などの商品市場
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
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7月12日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・ユーロ財務相会合(11・12日開催) ・EU財務相会合 |
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08:01 | 英)RICS住宅価格 | △ | -25% | -28% | ||||||||||
08:50 | 日)第三次産業活動指数 | △ | +0.7% | +2.6% | ||||||||||
日)国内企業物価指数 [前月比/前年比] |
× | -0.2% | -0.1% | |||||||||||
+2.4% | +2.2% | |||||||||||||
10:30 | 豪)NAB企業景況感指数 | △ | - | +1 | ||||||||||
↑・NAB企業信頼感指数 | - | +6 | ||||||||||||
正午 過ぎ |
日)BOJ政策金利&声明発表 | ○ | 0.10% 据え置き |
0.10% 据え置き |
||||||||||
14:30 | 仏)消費者物価指数[前年比] | × | +2.1% | +2.0% | ||||||||||
15:00 |
独)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比] |
× | +0.1% | +0.1% | ||||||||||
+2.3% | +2.3% | |||||||||||||
15:30 | 日)白川日銀総裁の記者会見 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
未定 | 欧)ビーニ・スマギECB理事の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
16:30 | 欧)レバンドフスキ欧州委員の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
英)ビーンBOE副総裁の発言 | △ | 要人発言 | ||||||||||||
17:30 | 英)DCLG住宅価格 | △ | - | -0.3% | ||||||||||
英)貿易収支 | ○ | -73.36億 | -73.89億 | |||||||||||
英)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
◎ | +0.2% | +0.2% | |||||||||||
+4.5% | +4.5% | |||||||||||||
↑・消費者物価指数【コア】[前年比] | +3.3% | +3.3% | ||||||||||||
英)小売物価指数 [前月比/前年比] |
△ | +0.3% | +0.3% | |||||||||||
+5.2% | +5.2% | |||||||||||||
20:00 |
南ア)製造業生産高 [前月比/前年比] |
× | +1.4% | -3.7% | ||||||||||
+2.4% | +0.4% | |||||||||||||
21:30 | 加)貿易収支 | ○ | -8億 | -9億 | ||||||||||
米)貿易収支 | AA | -441億 | -437億 | |||||||||||
23:00 | 米)IBD/TIPP景気楽観度指数 | C | 45.7 | 44.6 | ||||||||||
26:00 | 米)3年債入札 | A | 320億ドル | |||||||||||
27:00 | 米)FOMC議事録(6月21・22日開催分) | S | - | - | ||||||||||
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金融市場のリスク許容度と米・長期金利次第。ショートヨリ継続でレンジを見極めたい
加速しやすいか。引き続き、ユーロ売りヨリでみたい
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