昨日のマーケットを振り返ると、週明け直後のアジア時間早朝だけが激しい値動きだったことがわかる。ノルウェーの爆弾テロは金曜日に起こったのだから今さら取り沙汰されないが、問題は中国である。それをどのように市場が消化するかが注目だった。
スタート時からグローベックスのアーリーセッションでは、S&P先物などが大幅安へ。そもそも金曜日の最安値すら下回っての始まりであった。金曜日の安値がマドを埋めるための一つの目安を与えるのだが、それがなかなか超えられない。東京時間ではドル円やユーロ円が重い足取りを余儀なくされ、欧州時間に入ることにはドル円は78円割れをトライすることとなった。
日本株は大した動きを示さなかったが、これは介入期待によるものであろう。円高に行くと日本の輸出企業はダメージを受けるので株安要因だと追われている割には、実際に歴史的な安値に近付いてくると介入警戒感が強まり、日本株は上がるのではないかということで株高となってしまう。実際に日経平均株価だけを見ても、震災後の戻し高値の近くに位置している。
円高で株高とは何とも皮肉な話である。そうして株安に弾みがつかないことからも、リスク回避に勢いがつかず、クロス円は全く下がる気配がない。私などは欧州時間から112円台で何度も売りこんでいるというのに、あまり報われていない。米国株が下げ出したからといって、グローベックスでの日経先物がつられて下落しないためだ。
先週と同じく、今日も介入もどきの動きがあった。77円台に突入していて落ち着いている感じだったのに、いきなりのドル円の戻しである。ドル円は78円台のミドル近辺まで瞬間的に吹きあがった。私もユーロ円のショートが飛ばされたが、近いところにストップ注文を置いておいたので何とか助かった。しかし多くのプレーヤーが警戒しながら同じようなことをやっているのかと思うと、ドル円やユーロ円がすぐにショートカバーでメクリ上げられるのも、まったく不思議ではない。
日本時間の朝10時にオバマ大統領が債務引き上げ問題について、何かスピーチをおこなうというニュースが伝わってきた。しかし内容的には、目新しさに欠けるもので、財政赤字を放置するとたいへんなことになると強調したもので、従来のスタンスと同じだ。そして直後にベイナー下院議長も会見をおこなったが、こちらも従来と同じことを言っていた。
要するにまだ平行線が続いているということになのだが、それまでリスク回避で動いていたマーケットが、やや反転しだしたのは事実だ。やはり、結局はなんとか妥協するのではないかと見られているのだろう。お昼の介入もどきを除いても、ユーロ円などは十分に堅調な歩みを見せていた。
今晩も経済指標よりもアメリカ発の要人発言のほうが大きなウエイトを占めそうだ。インドが大幅利上げに踏み切ったこともあり、欧州ではグローベックスの米国株もマイナス圏に落ち込んできた。今後もこの動向をウォッチする必要ある。日本当局への介入警戒も強いので、なかなか円買いには手が出しにくいが、リスク回避方向に進みそうならば、思い切って買っていこうかと思う。
日本時間 19時00分
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