羊飼い

8月29日(月)■週明け＆英国休場。『主要株式市場の動向』と『米国及び欧州の景気先行き懸念』、そして『欧州の債務問題』に注目！

2011年08月29日(月)07:31公開 [2011年08月29日(月)07:31更新]

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本日の為替相場の焦点は、『主要株式市場の動向』と『米国及び欧州の景気先行き懸念』、そして『欧州の債務問題』にあり。

米国の経済指標は、
・米)個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター
・米)中古住宅販売保留
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・独)消費者物価指数【速報値】
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・欧)トリシェECB総裁の証言【欧州債務関連】
・週明け要因
・8月の月末要因
・英国が祝日で休場
・金融市場のリスク許容度(株価が主動しやすい)
・日本政府＆日銀による為替介入の実施と警戒感
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・欧州の債務問題
・米国の金融政策への思惑(追加金融緩和策実施など)
・米国の景気先行き
・欧州の景気先行き
・米国の債務問題
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。

★★★

週明け月曜日で、8月の月末間近、英国が祝日で休場となる。

本日は、トリシェECB総裁が欧州債務関連の証言を行う予定。

米国の経済指標は、中古住宅販売保留がメイン。
その他、個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーターが発表される。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

ここ最近の為替相場は、金融市場のリスク許容度による方向性や米国及び欧州の景気の先行き懸念、そして欧州の債務問題を主要因に大きく上下している。

週明けの本日は、引き続き、株式市場が主導する金融市場のリスク許容度による方向性が重要。その他、欧州の債務問題、米国及び欧州の景気先行き懸念、FRBによる追加金融緩和策実施への思惑なども変動要因となりやすい。
また、トリシェECB総裁による欧州債務関連の証言にも大きな注目が集まる。

■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・時間未定：独)消費者物価指数【速報値】
→相場の気分次第。発表時間も未定でつかみにくいか

・21時30分：米)個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター
・23時00分：米)中古住宅販売保留
→2つの時間に2種類の経済指標。中古住宅販売保留がメイン。注目度はまずまずで、どれだけ反応するかは相場次第。それ以上に株式市場の動向や金融市場のリスク許容度による方向性を見極めたい

・22時00分：欧)トリシェECB総裁の証言【欧州債務関連】
→言及次第。変動要因になりやすい。これによる欧州不安の強弱が重要

8月29日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼金融市場のリスク許容度(株価が主動しやすい)
▼日本政府＆日銀による為替介入の実施と警戒感
▼米国の金融政策への思惑(追加金融緩和策、FOMC議事録)
▼欧州の債務問題(トリシェECB総裁の発言も)
▼主要な株式市場の動向(米国が中心)
▼主要な経済指標の発表(米国が中心、米・雇用統計が中心)
▼米国の景気先行き
▼欧州の景気先行き
▼米国の国債の入札状況や長期金利の動向
▼欧州各国の国債の入札状況
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の債務問題
▼中国の景気先行き及び金融政策
▼金や原油などの商品市場の動向
▼欧州の銀行の健全性
▼欧州の金融政策
▼8月月末・9月月初め要因

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8月29日(月)の為替相場の注目材料

指標ランク
(注目度＆重要度)

コンセン
サス

前回
発表値

・週明け
・英国が祝日で休場
・8月の月末間近

08:01

英)ホームトラック住宅調査
[前月比/前年比]

-0.1%

-3.9%

未定

独)消費者物価指数【速報値】
[前月比/前年比]

○

-0.1%

+0.4%

+2.3%

+2.4%

21:30

米)個人所得

+0.3%

+0.1%

↑・個人支出

+0.5%

-0.2%

↑・PCEデフレーター[前年比]

+2.7%

+2.6%

↑・PCEコア・デフレーター
[前月比/前年比]

+0.2%

+0.1%

+1.4%

+1.3%

22:00

欧)トリシェECB総裁の証言
【欧州債務関連】

◎

要人発言

欧)ユンケル：ユーログループ議長の証言

△

要人発言

欧)レーン欧州委員の証言

△

要人発言

23:00

米)中古住宅販売保留
[前月比/前年比]

-0.9%

+2.4%

+17.3%

23:30

米)ダラス連銀製造業活動指数

-8.5

-2.0

翌
07:45

NZ)住宅建設許可

○

-1.4%

普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。
指標ランクについて	米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記	指標部分についての免罪事項及びご利用上注意点
※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記