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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

金主席死亡にはやや迷ってる為替市場
様子見しつつレンジトレード?

2011年12月19日(月)16:17公開 (2011年12月19日(月)16:17更新)
持田有紀子

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 先週の金曜日は、マーケットの動きもリスク回避から小休止した。相場の流れ自体が反転したというわけではないが、何事も悪いことが起こらず、それを消極的な好材料としてユーロクロスが買い戻される局面が目についた。そもそも欧米でのイベントが少ない一日であったので、注意すべきは欧州方面からの要人発言なのだが、それとても今となってはフレッシュな内容は出てこようはずもない。 

 欧州市場の序盤はユーロドルが1.30台でスタート。1.29台まで何度も突っ込んでいるので、多少の安心感が出てきても、おかしくない状態だ。しかもテクニカル的に重要なサポートレベルとしては、週の安値である水曜日につけた1.2946と、もうひとつは年初につけた今年の安値である1.2874の2点であることは明確だ。ここまでユーロが落ちてくると、かえって損切りラインも明確化してくるので、ユーロ買いもしやすいというものだ。

 つまり、これら2つのサポートに照準を合わせて、完全に逆張りで臨むのである。そもそもがクリスマスをひかえて参加者が少ないため、相場のほうも動きが鈍いと感じ出しているところだ。相場が走らないのであれば、逆張りで参戦するのもひとつの立派な作戦ではある。ましてや値幅も小さいだろうという見通しもあるのだから、逆張りは値幅を稼ぐ上でも有効である。

 まあ、当面はユーロドルは1.2950から1.3050のレンジ内で推移するだろうという過程のもとに、私も1.2980を下回ってきたらロングにしてみて、1.30台に乗せてきたらポジションクローズ。また1.3030越えではショートに構えて1.29台で利食いするという方針を決めた。しかし欧州時間では一度も1.29台に突っ込むことはなく、むしろ短期的なショートのメクリに重点が置かれる展開になった。

 私も当初の予定通りに、上がってきたユーロドルを1.3034でショートにしてみたが、1.3050を越えてきたところで想定外のことが起こってしまったと考えてすぐにロスカット。逆張り作戦は完ぺきに失敗してしまった。

 その後1.3080台まで上昇したが、敢なく失速してきたのでもう一度ショート(@1.3062)にしてみたが、夜中には1.29台に再度突っ込んだようだが、利食いの1.2985は来ていなかった。ニューヨーク勢もやる気のない相場を繰り返しているだけだったようだ。

 今週からはお休みモードとなってしまい、海外市場でも薄くなってくるものと思われる。だから私もフ抜けていようかなと思っていたところ、アジア時間のランチタイムに北朝鮮の金正日氏の死去の報道が流れた。ビッグニュースであることは違いないのだが、果たしてどちらに反応していいのかわからなかった。

 強権政治を敷いていた人がいなくなったのだから、不安定さが増すと考えればリスク回避だろう。また不安体の大元がいなくなったのだから、マーケットの安心材料だと考えればリスクテークである。要するにどちらにも取れることなので、マーケットに決めてもらうしかない。ニュースが出た直後の10分間はどちらにも行きあぐねているようだった。

 しかし東京クローズまで待ってみると、ややリスク回避の方向が勝っているようだ。グローベックスでの米国株も完全に前日の安値を下回ってきて、日本株も安い。クロス円の売りにつられてユーロドルも1.29台に逆戻りした。

 それでも値動きに勢いは感じられず、ちょっとトレンドフォローでリスク回避の方向にポジションを傾けるだけの勇気が沸いてこないし、1.2980近辺まできた際にスクエアに戻した。また入るにしても、ここはひとまず欧州勢の動きも見てからにしようと思う。


日本時間 16時15分


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