昨日も同じ作戦で臨んだ。あまり相場のことを深く考えずに、とにかくタイミングだけを重視してユーロドルのポジションを張るというもの。夕方の17時から18時はロングにしておく時間帯だと決めておいた。するとロンドン市場の序盤では1.30台のミドルでやっていたのに、18時前にスルスルと落ちてきた。拾いたい。1.29台までは我慢できなかったが、1.3006で買うことはできた。しかし完全な逆張りだ。このまま落ちて行ったら、たまったものではない。
米系ファンドの買い注文があるとされている1.2960あたりではサポートされるとは思うが、私としては若干力が弱っている今日この頃なので、そんなに長い距離のアゲインストには耐えたくない。これも機械的に20ポイントでストップ注文を置いておくことにした。タイミングで相場に入ったのだから、なぜ上がるかの理由は考えないことにした。
1.3000のサイコロジカルな大台は瞬間的に割り込んだが、すぐに戻ってきた。いやむしろ上昇に弾みがついている。時間も18時を過ぎたところなので、なにか経済指標でも出たのかもしれない。あまり欲張っていなかったせいもあって、1.3040で臨時的に置いておいた利食い注文があっさりと出来た。とりあえず勝ちディールから始まったので、一安心だ。次は22時半くらいのニューヨークオープンまでは、マーケットのほうが落ち着いてしまうので、何も手を出さない。
ユーロにおいて次の時間が来るまで手を出さないというのは、いつもと違っていろいろと考える余裕を与えてくれた。ドル円が今月の高値である77.30あたりをトライしていた。ここ2カ月間ほどの間、ドル円はまったくやっていない。円がらみでやっているのはユーロ円だけだ。調子が悪いということでタイミング中心の機械的なトレードを行って、復調まで我慢しようと思ったのだが、目の前でドル円が77.40をテークンしてきた。
うーん、なんだか買いたい。戒め破りをして、ついドル円を買ってしまった!ドル円は77.42だったが、フレッシュハイなので、もうちょっと損切りベースの買い戻しも入りそうだ。すぐにドル円は77.70くらいまで上がってきた。もう5ポイントも反転したら、すぐに利食ってしまおう。そう考える時間もなく、すぐに下がり始めた。77.64で売るには売れた。このわずかな20ポイント強の利益が、今月の後半の私の調子を戻していってくれるものになると願うばかり。
ドル円はその後もニューヨーク市場に移っても堅調な地合いのままだった。ドル買いという意味でユーロドルは下落してしまい、1.29台の真ん中まで深押しした。しかしユーロ円などの買いもあり、結局はユーロドルはニューヨーククローズまでには1.30台を回復。ユーロが軟調だったのは、やはりギリシャの救済問題で民間との折り合いがなかなかつかなかったことが大きいようだ。
本日のアジア時間でもドル円は高い。昨日の動きでテクニカル的な買いが誘発されていると思えるのだが、朝に出た日本の貿易収支の赤字化というのも、格好の円売りの材料とされているようだ。ランチタイム以降は78円台を2回トライして、いずれも失敗している。それでも円相場が値崩れすることもなく、久しぶりに動意づいたこともあり、ドル円の動きに関心が集まっている。
私も77円台に乗せてきたら買ってみてもいいかなと考えてたのだが、欧州序盤で78円台に乗せてきた。そもそも昨年末にドルのリパトリやユーロドルの安さに支援されて、もっとドル円は上がるんじゃないかと思っていた。81円台くらい見てもいいんじゃないかと思っていたが、果たせなかった。
今晩の注目はFOMCである。というよりも、その後のバーナンキの記者会見である。新しい手法を導入するというが、インフレ目標や金利見通しを発表することにどの程度の意味があるのか。マーケットが注目しているのだから、私も早置きして会見をテレビで見るつもりでいる。
日本時間 18時50分
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