本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務問題』と『欧米の株式市場』、そして『1月の月末要因』にあり。
米国の経済指標は、
・23時00分:米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数
・23時45分:米)シカゴ購買部協会景気指数
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・06時45分:NZ)住宅建設許可
・08時50分:日)鉱工業生産【速報値】
・16時00分:独)小売売上高
・17時55分:独)失業率&失業者数
・19時00分:欧)失業率
・22時30分:加)GDP
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・1月・月末要因(本日が1月の月末最後の営業日)
・米国の主要企業の決算発表→エクソンモービル、ファイザー、イーライリリー、アマゾン、アフラック、ブロードコム、他
・欧州の債務問題(欧州各国に広がる)
・米国の超低金利政策の長期化の思惑
・欧州各国の国債の動向(入札状況や利回りに敏感)
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・他の金融市場の動向(米株式や国債、金、原油、米国以外の株式や国債など)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
本日は、1月の月末最後の営業日。
注目に値する米国の経済指標は、シカゴ購買部協会景気指数ぐらい。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
その他、米国の主要企業の決算発表も重要。
ここ数ヶ月の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念などで大きく上下しており、特に欧州の債務問題でのユーロの変動が大きくなっている。
今年に入ってから、一旦の材料出尽くしからかここまで大きく下落してきたユーロの反発が優勢となっているほか、米国の超低金利政策の長期化懸念などでのドル売りヨリの流れとなっている。
本日は、引き続き欧州の債務問題と金融市場のリスク許容度での方向性に注視。
為替相場は、欧州債務問題絡みの話題や欧米の株式市場の動向に敏感。
特に、先週末に更に加速したドル売り・ユーロ買いの流れが続くのか、それともユーロの下落が再開するのかが重要となる。
また、1月の月末要因にも注意したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・06時45分:NZ)住宅建設許可
→発表での影響はまずまず
・08時50分:日)鉱工業生産【速報値】
→発表での影響は限定的か
・16時00分:独)小売売上高
・17時55分:独)失業率&失業者数
・19時00分:欧)失業率
→どれも発表での影響はそれなり。欧州タイム入りでのユーロの変動のキッカケになりやすい
・22時30分:加)GDP
→発表での影響は非常に大きい
・23時00分:米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数
・23時45分:米)シカゴ購買部協会景気指数
→2つの時間に2種類の経済指標。メインはシカゴ購買部協会景気指数も、欧州債務問題がメインで反応具合は未知数
1月30日~の週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下
▼欧州の債務問題(欧州各国に広がる)
▼米国の超低金利政策の長期化の思惑
▼欧州各国の国債の動向(入札状況や利回りに敏感)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼主要な経済指標の発表(週末に米・雇用統計)
▼米国の国債の動向(利回りはドルに影響)
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
▼米国の主要企業の決算発表
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向
▼1月・月末要因&2月・月初め要因
▼中国などが旧正月絡みの休場明けとなる点
【ヒロセ通商】通常5000円+乗り換え2000円に加えて、ザイFX!限定4000円!
1月31日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
|||||||||||
・1月の月末最後の営業日 ・米国の主要企業の決算発表→エクソンモービル、ファイザー、イーライリリー、アマゾン、アフラック、ブロードコム、他 |
||||||||||||||
06:45 | NZ)住宅建設許可 | ○ | +8.0% | -6.4% | ||||||||||
08:30 | 日)失業率 | × | 4.5% | 4.5% | ||||||||||
↑・有効求人倍率 | 0.70 | 0.69 | ||||||||||||
日)全世帯家計調査消費支出 | △ | +0.2% | -3.2% | |||||||||||
08:50 |
日)鉱工業生産【速報値】 [前月比/前年比] |
○ | +3.0% | -2.7% | ||||||||||
-5.0% | -4.2% | |||||||||||||
09:01 | 英)GFK消費者信頼感調査 | △ | -32 | -33 | ||||||||||
09:30 | 豪)NAB企業景況感指数 | △ | - | +1 | ||||||||||
↑・NAB企業信頼感指数 | - | +2 | ||||||||||||
11:00 | NZ)マネーサプライM3 | × | - | +6.5% | ||||||||||
13:00 | 日)自動車生産 | × | - | +4.5% | ||||||||||
14:00 | 日)建設工事受注 | × | - | +21.0% | ||||||||||
日)住宅着工戸数 | × | -2.7% | -0.3% | |||||||||||
15:00 | 南ア)マネーサプライM3 | × | +7.60% | +7.23% | ||||||||||
16:00 |
独)小売売上高 [前月比/前年比] |
○ | +0.8% | -0.9% (-1.0%) |
||||||||||
+0.9% | +0.8% | |||||||||||||
16:45 | 仏)生産者物価指数 | × | +4.7% | +5.6% | ||||||||||
17:30 | 欧)バローゾ欧州委員長の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
17:55 | 独)失業率 | ○ | 6.8% | 6.8% | ||||||||||
↑・失業者数 | -1.0万人 | -2.2万人 | ||||||||||||
18:30 | 英)消費者信用残高 | × | +4億 | +4億 | ||||||||||
英)マネーサプライM4 | × | - | -2.6% | |||||||||||
英)住宅ローン承認件数 | × | - | 5.29万件 | |||||||||||
19:00 | 欧)失業率 | ○ | 10.4% | 10.3% | ||||||||||
21:00 | 南ア)貿易収支 | × | -16億 | -80億 | ||||||||||
22:30 |
加)GDP [前月比/前年比] |
◎ | +0.2% | ±0.0% | ||||||||||
- | +2.7% | |||||||||||||
加)鉱工業製品価格指数 | △ | -0.1% | +0.2% | |||||||||||
加)原材料価格指数 | × | ±0.0% | +3.8% | |||||||||||
23:00 |
米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前月比/前年比] |
B | -0.40% | -0.62% | ||||||||||
-3.30% | -3.40% | |||||||||||||
23:45 | 米)シカゴ購買部協会景気指数 | BB | 63.0 | 62.5 | ||||||||||
24:00 | 米)消費者信頼感指数 | C | 68.0 | 64.5 | ||||||||||
|
ショートヨリ
上抜けか下落再開かの踊り場。ロンドン、ニューヨークそれぞれの流れを重視。まずは超短期的な追随で
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)