昨日は雇用統計の前でもあるし、じっくりと休養を取ろうと思っていたのだが、為替相場が動き出してしまった。欧州の信用不安が再燃しているのだから、まったく想像しなかったわけではない。それでも欧州はイースターでお休み気分でもあろうし、マーケットの参加者も少ないはずだ。問題視するのは来週からでもよいのではないかと思っていた。
欧州時間ではユーロドルが1.30台に入ってきたので、やはりまた信用スプレッドでも拡大したのかもしれない。原因はよくわからないままに、私はユーロの売り態勢に入った。ユーロドルが大台的にもわかりやすい安さを示していたので、とりあえずはユーロドルをショートにした。
ユーロドルは完全に前日の安値である1.3107を下回ってきているし、下げが急だったこともあって、戻りは鈍いだろう。1.30台に入ってからのショートメークだったが、まあ1.3100台にまで戻すようなことがあれば、今回のユーロ売りも本物ではなかったということで損切ればよい。1.3100にストップ注文を置いて、後は様子見。
しかし最初にロスカットを誘発しながらの1.3055あたりまで差し込んだところまではスピードもあって気分よく見ていられたのだが、その後は狭いレンジでの小動きとなった。大きくメクリ上げられるということはなかったものの、ニューヨーク市場にシフトするとますます値幅がなくなり、時間だけが無駄に費やされた。
ああ本来ならば早々に寝ているはずだったのに…。私は3月安値である1.3004近辺のちょっと手前ということで1.3015に利食い注文を出して寝たが、そこまで落ちず。ニューヨークの午後はほとんど動きなしだったようだ。そして昨日作った1.3088のユーロドルのショートポジションは、本日朝のアジア時間でもクローズした。
今晩は雇用統計である。しかし欧州はイースターで休みだし、アメリカもグッドフライデーとしょうして休み同然だ。株や債券もグローベックスでの先物取引しかやっていない。それも早々とクローズしてしまう半日営業ときている。指標が出た後の1時間で、為替相場も動かなくなるものと思われる。参加者がいないのだから当然といえばそれまでだ。
失業保険と同じで、最近は改善していて当たり前の雰囲気が強いので、多少の良さだったら失望を買ってしまう。就業者数の予想は20万から21万人の増加が見込まれているが、少なくとも25万人くらいはほしいところだ。アッパーサイドは25万人レベルを越えてきてはじめてサプライズということになろう。
良い場合、最初のうちはリスクオンの形で進むのだろうが、そこまで実際に数字が良いようであれば、完全に緩和期待がはげることとなってしまい、かえって株安を誘うかもしれない。そうなると最終的にはクロス円も押し戻されることになり、ユーロ円も105円台とかに突っ込むかもしれない。
また一方で、4月にはいってから株価の下落が目立ってきたので、結果が悪いと過度に反応しそうな地合いである。20万人を少しでも割り込んだら、たとえ19万人であったとしても、かなりのリスク回避が起こることも予想される。なにせバーナンキ議長らは依然として雇用環境の心配をしているのだから、きっと良くない材料を持っているものと思われるだろう。
雇用統計の結果がいずれであっても、私の描くシナリオではどちらに転んでもユーロ円が落ちそうだ。問題はすぐにショートにするか、頃合いを見計らって売るかの違いだけである。
日本時間 17時50分
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