本日の為替相場の焦点は、『欧州債務問題への思惑』と『金融市場のリスク許容度』、そして『米国の長期金利の動向』と『17日にギリシャ議会選挙を控える点』にあり。
米国の経済指標は、
・21時30分:米)生産者物価指数&【コア】
・21時30分:米)小売売上高&【除自動車】
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・15時00分:独)消費者物価指数【確報値】
・18時00分:欧)鉱工業生産
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・08時10分:豪)スティーブンスRBA総裁の発言
・09時00分:日)白川日銀総裁の発言
・翌6時00分:NZ)RBNZ政策金利&声明発表
・JPモルガンのCEOが米上院銀行委員会で証言
・米国の週間原油在庫の公表
・米国の長期国債の入札が相次ぐ(12日・3年債、13日・10年債、14日・30年債)
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・他の金融市場の動向(米株式や国債・長期金利、金、原油、米国以外の株式など)
・欧州債務懸念や政局不安(燻り続ける)
・米国の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑や米長期金利、ドルに影響)
・欧州各国の国債の動向(入札が相次ぐ、入札状況や利回りが焦点)
・日本政府・日銀によるドル買い介入への思惑
・日本の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑やドルに影響)
・世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
・金融当局者や要人による発言
・17日にギリシャ議会選挙を控える(5月6日実施の再選挙)
・明日にRBNZとSNBの金融政策の結果発表を控える
などの要因に注意。
★★★
JPモルガンのCEOによる米上院銀行委員会での証言や米国の週間原油在庫の公表が行われる。
明日に、RBNZとSNBの金融政策の結果発表が控える。
米国の経済指標は、生産者物価指数&【コア】と小売売上高&【除自動車】がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の方向性を見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
今週相次ぐ米国の長期国債の入札(12日・3年債、13日・10年債、14日・30年債)での状況は、米国の国債や長期金利の動向に影響を与えやすい。
先週の為替相場は、先々週末から引き続いてドル円以外のドルストレートにおけるドル売りと欧州通貨や資源国通貨の買い戻し、そしてドル円の上昇が優勢となった。週末には再度リスク回避ヨリに傾く場面もみられたが、米国の株式市場が上昇したことなどから戻された。
週明けの為替相場は、先週末に行われたスペインの銀行救済決定でユーロ買い戻し&リスク選好方向に大きく窓を空けて始まったが、その日の欧州タイムで再度欧州不安が再燃し、ユーロ売り及びリスク回避方向に傾いた。
昨日の相場では、依然として欧州不安でユーロは上下するも、米国の株式市場の大幅反発でリスク回避の巻き戻しが優勢となった。
本日は、引き続き欧州債務問題への思惑と金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)での方向性に注視したい。
その他、注目度の高い米国の経済指標の発表や米国の長期金利の動向、17日にギリシャ議会選挙を控える(5月6日実施の再選挙)点にも注目。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・08時10分:豪)スティーブンスRBA総裁の発言
→言及次第
・09時00分:日)白川日銀総裁の発言
→言及次第
・15時00分:独)消費者物価指数【確報値】
→発表での影響はまずまず
・18時00分:欧)鉱工業生産
→発表での影響はまずまず
・21時30分:米)生産者物価指数&【コア】
・21時30分:米)小売売上高&【除自動車】
→1つの時間に2種類の経済指標の発表。どちらも注目度及び影響度が非常に高いのでまずは発表直後の反応を狙いたい。その後は米国の株式市場次第か
・翌6時00分:NZ)RBNZ政策金利&声明発表
→据え置きでサプライズはないだろう。あとは、声明での言及と思惑次第
6月11日~の週の為替相場の焦点(ユーロドル及びドル円が中心)は以下
▼17日にギリシャ議会選挙を控える(5月6日実施の再選挙)
▼RBNZ、BOJ、SNBの金融政策の結果発表
▼米国の長期国債の入札が相次ぐ(12日・3年債、13日・10年債、14日・30年債)
▼欧州債務懸念や政局不安(燻り続ける)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼主要な経済指標の発表(米国が主体)
▼米国の長期金利の動向(日米金利差への思惑やドルに影響)
▼米国の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑や米長期金利、ドルに影響)
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
▼欧州各国の国債の動向(今週入札が相次ぐ、入札状況や利回りが焦点)
▼金融当局者や要人による発言
▼日本政府・日銀によるドル買い介入への思惑
▼日本の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑やドルに影響)
▼金や原油などの商品市場の動向
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6月13日(水)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&影響度) |
市場 予想値 |
前回 発表値 |
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・JPモルガンのCEOが米上院銀行委員会で証言 ・明日に、RBNZとSNBの金融政策の結果発表が行われる |
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08:10 | 豪)スティーブンスRBA総裁の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
08:50 |
日)機械受注 [前月比/前年比] |
× | +1.6% | -2.8% | ||||||||||
+4.9% | -1.1% | |||||||||||||
09:00 | 日)白川日銀総裁の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
09:30 | 豪)ウエストパック消費者信頼感指数 | △ | - | 95.3 | ||||||||||
14:30 | 仏)消費者物価指数 | × | +2.0% | +2.1% | ||||||||||
15:00 |
独)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比] |
○ | -0.2% | -0.2% | ||||||||||
+1.9% | +1.9% | |||||||||||||
16:15 |
ス)生産者輸入価格 [前月比/前年比] |
△ | -0.1% | -0.1% | ||||||||||
-2.0% | -2.3% | |||||||||||||
18:00 | 欧)鉱工業生産[前月比/前年比] | ○ | -1.2% | -0.3% | ||||||||||
-2.7% | -2.2% | |||||||||||||
20:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | C | - | +1.3% | ||||||||||
南ア)小売売上高 [前月比/前年比] |
△ | +1.7% | +2.1% | |||||||||||
+4.1% | +6.8% | |||||||||||||
21:30 | 米)生産者物価指数[前月比/前年比] | AA | -0.6% | -0.2% | ||||||||||
+1.2% | +1.9% | |||||||||||||
↑・生産者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.2% | +0.2% | ||||||||||||
+2.8% | +2.7% | |||||||||||||
米)小売売上高 | S | -0.2% | +0.1% | |||||||||||
↑・小売売上高【除自動車】 | ±0.0% | +0.1% | ||||||||||||
23:00 | 米)企業在庫 | C | +0.3% | +0.3% | ||||||||||
23:30 | 米)週間原油在庫 | BB | - | -11.1万 | ||||||||||
26:00 | 米)10年債入札 | BB | 210億ドル | |||||||||||
翌 06:00 |
NZ)RBNZ政策金利&声明発表 | ◎ | 2.50% 据え置き |
2.50% 据え置き |
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翌 07:00 |
独)メルケル独首相の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
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様子見
ショートヨリ(欧州タイム以降、欧州不安&リスク回避が再開時の下落に追随で)
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)