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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

チョッピーなユーロの動き
ドイツ憲法裁を控えてテクニカルムーブ?

2012年09月11日(火)18:02公開 (2012年09月11日(火)18:02更新)
持田有紀子

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 昨日はイベントのない一日だった。だからというわけでもないが、余計にポジションの偏りに左右されてしまうものと思われた。またテクニカルも重要となってくるだろう。そういう意味では週末に高値引けをしていたユーロドルやユーロポンドなどの動きが気にかかった。教科書通りにいくならば、週明けからギャップを作って一段高し、そのままネバーカムバックとなるところだ。

 それゆえにどのくらい強烈なユーロ買いを集めて、週明けの相場がどうなっているのかに注目が集まった。しかしユーロドルも高いところでは始まったが、そのまま。特に高値追いということは起きなかった。東京オープンにもなろうとすると、ユーロドルは売りものに押されて1.28台を割り込んできた。これはちょっと意外な展開だった。

 そもそも材料が少ないので、リスクテークがフル状態で終わった雇用統計の後の株価やユーロの値段の正当性が試される大事なところ。ここでズルズルと来てしまったら、緩和期待というのはウソだったことになる。まあ、それを確かめるには欧州時間まで待ってもいいだろう。

 値幅自体は小動きだったが、株安とユーロ安は続いた。どちらもロングがたまっているようなので、利食い売りが優勢といった感じだ。下がってきているところを買っていくわけにもいかないし、私としてはなかなか手が出ない。私としては雇用統計後の値動きを見て、ユーロのにわかブルにはなったのだが、週明けは高値越えができないでいるのを見せつけられていると、どうしても高値をバックにショート攻めしたくなってくる。

 ユーロドルは金曜日の高値は1.2817なので、1.2820で損切れるような場所で売りたくなる。それほど朝の値動きは失望を誘っている。でもあまり動きも出ないので、私も休止モードになった。寝る前にチロっとPCの画面を覗いてみたら、ユーロドルが1.28台に乗せていた。そこで考え通りに1.2820に買い戻しの損切り注文をプレースしておいて、1.2800で売ってみた。

 たしかに米国株も高くなっている。このままリスクテークが続くのならば、それはそれでよい。朝になって1.28台の後半でもやっているようであれば、そのときは改めてユーロロングで攻めるのだ。数ポイントの損切りは仕方がない。

 朝、起きると、株価もユーロも下がっていた。あまりにも材料が少なかったので、日頃はあまり反応もしない消費者信用残高に影響を受けたようだ。リスクオフの形となって、ユーロは調整を促され、ユーロポンドの0.80台やユーロ円の100円台も押し戻されてしまった。ユーロドルも高値更新にはならず、私のストップ注文はセーフ。ユーロドルは1.2760あたりをやっており、アジア時間の押し目よりも深い。

 利食いをしてもよかったのだが、せっかく生き残ったのだから、もう少し持ってみようかなと思ったら、ランチタイムに変な動きがあって、いきなり1.2800近くまで持ちあがった。すぐにまた緩んだからいいものの、あれは一体なんだったのだろうか。しかしあまりのんびり構えてもいられなさそうだ。

 欧州序盤になって、ユーロドルが下攻めをしそうになりながらも、急反発。こんな時は何か出ているに違いない!急激な戻りの過程でグローベックスの米国株も急上昇していたので、1.2771で買い戻すことができた。後で調べると、ドイツの憲法裁判所が予定通りに12日にESMに関する判決を出すとのこと。

 理由はともあれ、このステージでユーロドルは1.2800あたりまで押し戻された。また1.28台で売るにしても、難しくなってきたのは事実。「判決がちゃんと出る」イコール「ユーロ買い」になるというのも、考えてみればおかしなものだ。悪い判決が出るとは考えられていないようだ。高値がどこまでになるのか、もうちょっと時間がかかりそうだ。

 マーケットとしては明日のドイツ憲法裁の判決やあさってのFOMCなどをひかえて、ますます様子見の姿勢が強まるだろう。その中でのテクニカルムーブである。私も相場を注視しないで、注文をOCOで出しっぱなして、早めに就寝して英気を養おうと思う。 

 

日本時間 17時50分


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