本日の為替相場の焦点は、『米・追加金融緩和観測』と『金融市場のリスク許容度』、そして『欧州債務問題』や『独連邦憲法裁判所によるESMに関する合憲判断』にあり。
米国の経済指標は、
・21時30分:米)輸入物価指数
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・10時30分:豪)第2四半期新規住宅建設許可
・17時30分:英)失業率&失業保険申請件数
・18時00分:欧)鉱工業生産
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・翌6時00分:NZ)RBNZ政策金利&声明発表
・夏季ダボス会議(11日~13日開催)
・キム世界銀行総裁が記者会見
・独連邦憲法裁判所によるESMに関する合憲判断の公表
・欧州議会本会議(10日~13日開催)
・米国の週間原油在庫の公表
・今週に米国の長期国債の入札が相次ぐ(11日・3年債、12日・10年債、13日・30年債)
・明日にFOMC結果発表を控える点
・米国の追加金融緩和への思惑(ドルに影響)
・欧州債務問題への思惑
・金融市場のリスク許容度での方向性(欧米の株式市場が主導)
・他の金融市場の動向(米株式や国債・長期金利、金、原油、米国以外の株式など)
・欧州各国の国債の動向(入札状況や利回りが焦点)
・世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
・欧州の追加金融緩和への思惑
・日本の追加金融緩和への思惑(日米金利差への思惑やドルに影響)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
夏季ダボス会議と欧州議会本会議が開催中で、キム世界銀行総裁が記者会見も予定されている。
また、注目を集める独連邦憲法裁判所によるESMに関する合憲判断が公表される。
更には、FOMC結果発表を控える。
米国の経済指標は、輸入物価指数がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の方向性を見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
今週相次ぐ米国の長期国債の入札は、米国の長期金利の動向に影響を与えやすい。
先週の為替相場は、週初からドル売り・ユーロ買いの流れが続いていたが、週末に発表された米国の雇用統計の影響でその流れが加速した。
今週の為替相場は、週明けこそ、米国の雇用統計発表後の変動の反動からか、直後にビッグイベントを控えての調整からか、先週末の流れへの調整が主体となったが、昨日の相場では、ドル売り・ユーロ買いの流れが再開・加速している。
本日は、引き続き米国の追加金融緩和期待と金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)、欧州債務問題への思惑(欧州各国の国債の状況も含む)での方向性が焦点。
昨日再加速したドル売り・ユーロ買いの流れが継続するかどうかが重要。
また、本日に独連邦憲法裁判所によるESMに関する合憲判断の公表や明日にFOMC結果発表を控える点にも注意。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
・10時30分:豪)第2四半期新規住宅建設許可
→発表での影響はまずまず
・17時30分:英)失業率&失業保険申請件数
→発表での影響はカナリ大きい
・18時00分:欧)鉱工業生産
→欧州タイムが動くキッカケになりやすいか。ただ、本日は独連邦憲法裁判所によるESMに関する合憲判断の公表が重要
・21時30分:米)輸入物価指数
→本日、注目に値する米国の経済指標はこれぐらい。相場の流れは、NY市場で加速しやすい
・翌6時00分:NZ)RBNZ政策金利&声明発表
→据え置きがコンセンサスで、サプライズの可能性は低いながらも、今後の金融政策への思惑で大きな変動につながりやすい
9月10日~の週の為替相場の焦点(ユーロドル及びドル円が中心)は以下
▼米国の雇用統計発表明けとなる点
▼ECB理事会結果発表明けとなる点
▼12日(水)に独連邦憲法裁判所によるESMに関する合憲判断が行われる点
▼13日(木)にFOMC結果発表が行われる点
▼今週に米国の長期国債の入札が相次ぐ点
▼米国の追加金融緩和への思惑(ドルに影響)
▼欧州債務問題への思惑(今週も絡みのイベントが多数)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼主要な経済指標の発表(米国が主体)
▼米国の長期金利の動向(ドルに影響)
▼欧州各国の国債の動向(入札状況や利回りが焦点)
▼金融当局者や要人による発言
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
▼欧州の追加金融緩和への思惑
▼日本の追加金融緩和への思惑(日米金利差への思惑やドルに影響)
▼金や原油などの商品市場の動向
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9月12日(水)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&影響度) |
市場 予想値 |
前回 発表値 |
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・夏季ダボス会議(11日~13日開催) ・キム世界銀行総裁が記者会見 ・独連邦憲法裁判所によるESMに関する合憲判断の公表 ・欧州議会本会議(10日~13日開催) ・明日にFOMC結果発表を控える |
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08:50 | 日)第三次産業活動指数 | × | -0.5% | +0.1% | ||||||||||
日)国内企業物価指数 [前月比/前年比] |
× | +0.1% | -0.4% | |||||||||||
-1.9% | -2.1% | |||||||||||||
日)機械受注 [前月比/前年比] |
× | +2.0% | +5.6% | |||||||||||
-3.5% | -9.9% | |||||||||||||
09:30 | 豪)ウエストパック消費者信頼感指数 | △ | - | 96.6 | ||||||||||
10:30 | 豪)第2四半期新規住宅建設許可 | ○ | +3.0% | -12.6% | ||||||||||
15:00 |
独)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比] |
△ | +0.3% | +0.3% | ||||||||||
+2.0% | +2.0% | |||||||||||||
17:30 | 英)失業率 | ◎ | 4.9% | 4.9% | ||||||||||
↑・失業保険申請件数 | ±0万件 | -0.59万件 | ||||||||||||
18:00 |
欧)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
○ | +0.1% | -0.6% | ||||||||||
-3.3% | -2.1% | |||||||||||||
20:00 | 英)ブロードベントMPC委員の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
米)MBA住宅ローン申請指数 | C | - | -2.5% | |||||||||||
21:30 |
米)輸入物価指数 [前月比/前年比] |
A | +1.5% | -0.6% | ||||||||||
-1.5% | -3.2% | |||||||||||||
23:00 | 米)卸売在庫 | C | +0.3% | -0.2% | ||||||||||
23:30 | 米)週間原油在庫 | BB | - | -742.6万 | ||||||||||
26:00 | 米)10年債入札 | BB | 210億ドル | |||||||||||
翌 06:00 |
NZ)RBNZ政策金利&声明発表 | ◎ | 2.50% 据え置き |
2.50% 据え置き |
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なし
ロングヨリ
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)