昨日のアジア時間ではリスク回避がやや進み、欧州序盤もその流れのまま始まった。私の気にしているS&P先物の1360台。そこは今年の半値押しの水準であり、一目に値する。私自身もリスクに対してはベアなので、もっと株価は下がると思うし、またユーロ円やドル円も年末にかけてもう一段安もありうると感じている。
しかしやはり先週からサポートされている米国株のこの部分の下値抵抗を信じたくもある。自分が突っ込み売りをしたいと思っているのとは裏腹に、株価の安値トライに準じてユーロ円でも買ってみようと思った。
とにかく19時前後が勝負どころだろう。それは不透明感がつのるギリシア支援の協議が進む中で、ギリシャの短期債の入札が行われるからだ。もちろん当面の資金手当てのためであることはいうまでもない。それでもこれが無事に通過したとなると、ファンディングは出来たことになるので、それを契機にユーロの買戻しをはじめ、リスク性の高いプロダクツ全般にわたってショートカバーが起きることが期待できる。
19時前にS&P先物は1366まで差し込んだ。先週末の安値は今年のちょうど半値である1363であった。もうそろそろ逆張りの出動準備である。私はユーロ円を100.50で買ってみた。思い入れのあるポジションとなってしまった。ロスカットはちょっと遠いが100円割れで。もしくは米国株の今年の半値割れでもポジションを閉じよう。50ポイントのリスクを取っていることになるのだから、狙うべき利益の値幅は1円くらいは取りたいところ。
ドイツの景況指数は予想よりも悪かったが、ギリシャ債の入札はなんとか通過したようだ。ユーロドルが1.26台のミドルだったものが50ポイント以上も急上昇、1.27台に乗せてきた。ユーロ円も101円台に乗せてきたが、101.25あたりまで。私は粘ろうと思ったのだが、ニューヨークオープンが近づくにつれて、グローベックスでの米国株が再び垂れてきた。
私もユーロ円の上値追いはあきらめて101.00を割り込んできたところでポジションをカットした。その後はもう一度、ユーロ円のラリーがあったが、欧州時間のような猛烈なユーロ買いとはならなかった。
本日のアジア時間では相場全体が小動きだった。解散ぶくみの日本の政局が続いていたが、東京市場が終わった頃に、いよいよ首相も解散に踏み切り意向を固めたようだとの観測が流れだした。15時半過ぎには首相本人としての16日解散の意志が伝わり、ナイトセッションの日経先物は大きく上昇に赴いた。
そしてリスクテークになることを期待しての円売りも強まった。ドル円は79円台の後半までジャンプし、ユーロ円も101円ちょうどあたりから101.80まで急上昇。私もなんどかユーロ円を買ってみたりはしたが、その都度の押し圧力も強くて、あまりうまく値幅は取れていない。特に海外勢の動きとして円売りに一斉に傾いているようでもあるので、今晩の円安の流れがどこまで加速するのか確かめたいところ。
今晩は経済イベントよりも、そうした海外勢のリスクテークの度合い、すなわちクロス円の上値追いや、米国株の戻りの強さのほうが重要となろう。もちろん株価などがリスクテークに見合うほど上がっていかなければ、私も円売りの動きは一時的なものとみて、どこかでショートを作っていかねばとも思っている。
日本時間 22時00分
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