昨日は大きく円安が進んだ。昼間に円高方向で攻めていたのがウソみたいに円売りが圧力が高まった。ドル円はアジア時間に88.13まで安値をつけたが、これは前日の安値である87.80までは達しなかった。だからちょっと不満足な下攻めであったのは確かだ。それでもリスク回避の方向に日本株は大きく振らされ、日経先物は300円ほどの下落を演じていた。
私も昼間はさんざんにドル円を売り込んでは、ちょっと下がれば買い戻していたのだが、夕方に甘利大臣が先日の発言を打ち消すようなことを話したため、ドル円は下がりにくくなった。88.50を越えたら持っているショートは全部やめようと思っていたが、あっさりと越えてしまった。
それでも私はまだドル円の売り場探しをしており、まだベアのままだった。しかし依然としてドル円はしっかりしており、堅調そのもの。ちょっとでもディップがあると、ロンドン勢が買ってくる。甘利大臣が自分の見解を訂正したからといって、そんなに円売り材料にもなるとは思わないのだが、それでもドル円は着実に戻し高値を切り上げていく。外国人からみたら、やはり強力な円売り材料に映るのだろうか。
ドル円が腰が強くて、ついに89円台まで戻してきた。こうなると自分のビューがどうであれ、ここまでドル円が上がって来ている以上は、予断を許さずに是々非々で臨まないといけなくなる。ユーロドルも買い続けられており、1.33台にまで上昇してきた。形の上ではユーロ円というか、クロス円の全面高の格好となっている。ユーロ円も119円台まで乗せてきて、もう水準的にも円買いで臨むのは困難な情勢になってきている。
ドル円も89円台に乗せてきたとなると、次の目標は今年の最高値である89.66が視野に入る。すでにアジア時間の安値から1円以上も上がってきているので、勢いからしてすぐにでも更新してしまいそうだ。アメリカの経済指標が出たときに、住宅関連のも雇用関連もともに予想よりも大幅に良いものだった。これで為替相場はドル買いに傾き、ユーロドルは下がったが、ドル円はさらに一段高へ。89.55あたりまで高値を拡げた。いちおうは節目としてのレジスタンスの効果もあるのだろう。このステージで抜けきることはできなかった。
私としてもすでにバイ・オン・ディップの態勢に入った。ニューヨーク勢が参入してきても、とくにドル円が買われるわけではない。これは時間がかかるのかなと考えて、私は89.00で買い注文だけ出しておいて、寝ることにした。言うまでもなく、この買い注文はできていなくて、夜中に90円台まで達成したようだ。2時前に出てきた新聞の早刷りで、日銀がいよいよ追加緩和と物価目標の明記を決めたという観測記事だった。それがいっそうの円売りに拍車をかけたのだろう。
そうした流れもあって、本日の東京市場ではドル円もユーロ円も高い。ちょっとの押し目でも買いの手が入ってくるようだ。日経先物も昨日の安値からは500円近くも急上昇しているのだから、リスクテークの意味でも円売り圧力は強まっている。昼間に政府筋から「100円がいい」みたいな発言が飛び出して、ドル円はすっかり90円台が定着しそうな雰囲気である。
今晩はGEの決算発表とミシガン大学の景況感が予定されている。昨日は経済指標でドル買いになった経緯もあるので、経済指標の前後では注意したいところ。ドル円が高い位置にいる以上は、私も押し目買いの姿勢で臨むつもりでいる。
日本時間 17時20分
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