昨日のアジア時間では、ドル円が91円ちょうどをはさんでの攻防が続いたが、欧州序盤にかけて売りが優勢となってきた。90.70-80ゾーンなので、下がるには下がっているが、とくに円高というわけでもない。しかし昼間の日本株は91円台からオフしたというだけで大きなリスク回避となって株価は急落。日経先物は朝こそ11000円台に乗せていたのに、そこのレベルから200円以上も急落してきたのだ。ちょっとドル円も買いづらくなってきたのも無理はない。
問題はどこまでがドル円の下げの限界かどうかということである。下値を探りながらの展開が続く中で、私としてはなんとか91円ちょうどの手前のどこかで売り場を探していた。もちろん安いところを突っ込んで売っていってもいいのだが、ユーロドルやユーロポンドが極めて高い位置にいる。
そもそもマーケット全体が完全にリスクオフにはなっていない。したがってドル円だけの下げに執拗についていくのがためらわれたのだった。そうなるとどうしても消極的な攻め方にならざるをえないわけだが、戻りをしっかりと待って、そこを売る。このまま下がった場合はあきらめる。そう決めて臨むことにした。
欧州時間での日経先物は10720円まで下落。アジア時間よりもさらに下押ししている。昼間のうちにドル円の91円台を目をつぶって売っておけばよかった…。そのように残念に思いながらも、アメリカの経済指標の発表前に徐々にドル円は上がってきた。もういちど91円台をトライするのかも。こうなったら良い指標が出ることを期待したいところだ。
アメリカの耐久財受注はものすごく良かったようだ。この指標はブレが大きいため、あまりマーケットで当てにされてはいない。それでもドル円が上がったのは、やはりちょっとでも押したら買いたくてたまらない人々が多い証拠なのだろう。ドル円は91円台に乗せてきたが、その高いところは捕まえられなかった。90.96で売った。
欧州時間でつけた安値である89.57あたりが当面の目標になる。とりあえず89.60で利食いの注文を置いておいて、それに見合うように損切りは91.25にした。今年の高値を触れ、そこで損切るのならば十分だろう。翌朝は早いので、早く寝たいなぁ。最長で見ることができても、0時過ぎの住宅予約のデータまでにして、あとはOCO注文にして朝まで出しっぱなしにするしかない。
ところが耐久財受注とは違って、住宅予約のほうはまったく悪かった。お陰で一瞬、ドル売りの形となり、ドル円も89.70を割り込んできた。私の利食いももうすぐだ、と思ったら、それ以上には下がらない。やはり押し目ではしっかりと買っておきたいという向きの人も多いのだろう。私もあきらめて89.72で買い戻して寝ることにした。
そして今朝は参戦こそしなかったが、携帯電話で為替レートを見ていると、朝からドル円は下攻めしたようだ。前日の安値は90.57までだったが、そこをも下回ってきた。月曜日のドル円相場は91円台をキープできなかったため、今度は下攻めだという観測もあったのだろう。しかしドル円の売り圧力は仲値決めの頃までしか続かず、それ以降は大きな買いも出てきたりなどして、ランチタイムには91円台にまで戻すなどした。
私もどっかりとPCの前に座って参戦していたならば、89.45などで売っていたかもしれない。ドル円が急激に戻したことで、日本株も急反発。今年に入って日経先物は高いだけで、値幅は500円しかない。その50円幅の中を円相場の動向に振らされて、実にチョッピーな値動きをしている。その分だけドル円の存在感がいやがおうにも高まってきているのは事実だ。
さて今晩の経済指標はケースシラーと消費者信頼感指数だ。重要度でいえば、後者のほうが影響大だろう。いま米国株は微妙な位置にいるので、リスクの観点からはとても神経質にならざるをえない状況だ。私としてはリスク回避の動きが強まる瞬間をずっと狙っているのだが、なかなか訪れない。株価上昇だけだとスピードは遅いし、値幅も小さいときて、相場を張るだけの魅力がないのも事実である。
日本時間 17時00分
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開! | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)