ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

田向宏行
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ドル円ふたたび94円台へ、
G20後の値動き受けた要人発言に注意

2013年02月18日(月)17:47公開 (2013年02月18日(月)17:47更新)
持田有紀子

【GMOクリック証券】圧倒的人気で100万口座達成!最短即日で取引可能!

 金曜日はいよいよG20の会合だった。日本の政策に関して、どのくらいの理解を得られるのか。それとも通貨安政策だということで世界中から非難を浴びせられるのか。それが最大の関心であった。すでにG7からも当たりさわりのない声明は出ており、おおむね、それを越えるようなものは出てくるはずがないというのが、マーケットのコンセンサスであった。

 それでも欧州序盤ではリスクヘッジのためのドル円の売りもの、およびクロス円の売りものがたくさん出てきた。さすがにどうなるかもわからない結果に対して、リスクテークのままで構えているわけにもいかないということだろう。ドル円は92.23まで押し込まれた。いうまでもなく、私もドル円の売り態勢で画面の前に張り付いていた。

 その前の週で麻生財務相が「円安のペースが速すぎる」とした発言のときに落ちたレベルが92.17だった。それでだれもが重要な節目と意識しているのが、92円台の前半なのである。買いたい人も売りたい人も重要なテクニカルポイントだ。これでスルッと抜けて、91.90なんて為替レートを見せつけられたら、一気に円高の短期トレンドになっても不思議はないという状況だ。

 しかし徐々にドル円やユーロ円は切り返した。「G20の声明も先日のG7のそれに沿ったものになるだろう」というような観測が出回って、市場に安心感が出てきたためだ。また「日本は通貨政策に関して名指しされないだろう」という報道も、円売りの背中を押した。

 G20の場で日本のスタンスが是認されれば、それで円安は再開するであろうと見込んでいた連中の円売りを大いに誘ったことになる。ユーロ円は122円台まで差し込んでいたのに、これも急反発。やがてドル円も93円台に乗せてきたが、アメリカの経済指標が良いものが並んだので、ドル買いのファクターも加わり、ドル円は93円台のミドルまで跳ね上がった。

 正式な声明文は土曜日に発表となるのだが、月曜日はプレジデントデーでお休みとなるため、連休を控えたニューヨーク市場ではポジションの整理が急がれた。ニューヨーク時間の午後にはやや利食い売り優勢という感じも手伝って、ドル円は押されていった。

 そして週明けの動向が気になるところだ。いろいろな評論を読んでみたが、G20では釘を刺されたとして、円安に歯止めがかかるとするもの。G20では名指しの非難は避けられたのだから、円売りが加速するというもの。要するにどちらが起こってもおかしくはない状況であった。実際に早朝の動きを見て判断するしかなさそうだ。

 朝はやや円安レベルでスタートした。しかし極端に円売りが進んでいたわけでもない。それでも私は少し円売りでついていった。そして仲値決めが終わってもドル円の高値追いはおさまらず、ついに94円台に乗せてきた。でも先週つけた今年の高値をさらに超えていくような勢いがあまり感じられなかった。その後は94円ちょうどをはさんでの小動き。

 今日はアメリカが休みなので、欧州からの要人発言がきにかかる。G20を終えて円安になっているのだから、これを肯定する意見が出てくるのか、それともドイツやフランスを中心として「誤解があるようだ」などといった反対意見が出てくるのか。幾人かは発言すると思われるので、欧州時間のドル円のレートには要注意だ。


日本時間 17時30分
 


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年10月7日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

ヒロセ通商[LION FX]
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
トルコリラスワップポイントランキング 田向宏行 バイナリーオプション比較
トルコリラスワップポイントランキング 田向宏行 バイナリーオプション比較
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る