昨日は早朝にドル円が94円台の後半まで跳ね上がって、アジア時間は上値追いこそおさまったものの、それでも94円台をキープしての海外市場入りとなった。ユーロドルは1.31台だったものが1.32台まで戻ってきていたので、形の上ではドル売りとなっている。昨日は経済イベントがなかったので、テクニカルポイントに沿った動き、すなわち止まるところでは止まって、抜けたらしばらく走る、みたいな展開が続くのだろうと思われた。
ただしニューヨーク時間になると、そろそろイタリアの選挙速報が出てくる。それでちょっとは相場が動いてくれないかと思いながらだった。ドイツ株が大きく上昇していて、それでユーロも買われがちになっているのかもしれない。欧州株にツラれてグローベックスでの米国株も高値張り付きのまま。欧米ともに今年の最高値の近くでリスク全開だ。
日経先物も東京市場で付けた高値である11670円を10円だけだが更新しての、米国株オープンとなった。ドル円は94円台に戻っているし、ユーロドルも1.33台まで戻っている。ユーロドルやドル円を売りたいなと思っている私にとっては、あまり嬉しい相場展開ではない。土日に旅行をしたし、夜におでかけもしたので、私は早起きをして参戦することにした。
朝の5時ごろに起きたのだが、画面を見てまず目に入ったのはユーロドルが1.30台になっていること。もしイタリアが原因ならば、ベルルスコーニの政党が頑張ってしまったことが想像された。ドル円も9円台の前半になっており、米国株が大きく下がっているのを見ても、巨大なリスクオフになっているのがよくわかる。
私も速攻でドル円を92.36で売りこんだ。事情がわかるまで危ないので92.86でとりあえずストップ注文だけを置いておく。心情的には50ポイントも耐えるつもりはない。総選挙では下院は現政権が取ったものの、上院では過半数を越える勢力がないとのこと。こうなると組閣することができず、再選挙になるかもしれないということらしい。それで欧州の再建が後退するのではないかという悲観論が台頭しているようだ。
米国株は大幅安しており、日経先物もニューヨークオープンのころよりも300円以上も下がっている。その下げ方もひどい。まったく戻りもなしに一方的に下がっているのだ。これではリスク回避しようと思っても出来ていないプレーヤーも多いはずだ。なおいっそうのリスク回避は見込めるかもしれない。
ドル円はついに91円台へ。私もロスカットを92.00まで下げて対応した。これで最悪でも利益は確保できる。あとは利食いである。そうしている間にドル円が一段安したようで、90円台もあったらしい。見間違いかと思ったが、気がついたときには91.40などと表示されていた。なんだかよそ見していて見過ごしてしまったようだ。ああ、失敗。
まあ実際に90円台に突っ込んだのを目撃していたとしても、果たしてそこで買っていたかは疑わしいが…。でもこんなに反発するとは、いかにも悔しい。2回目の押しでは確実に買い戻そう!10分ほどでやっと91円台の前半までゆるんできたので、91.09で買った。結果的にはもう一度、90円台に突っ込んだが、それはあくまでも結果だ。
しかしニューヨークオープンのころと比べると、ユーロドルは300ポイント、ユーロ円は600ポイント以上、ユーロポンドは200ポイント級の大幅な下げとなっている。なんとも恐ろしい下げ幅だ。米国株の急落にともなって日経先物も600円も落ちている。
東京オープンに向けてはすべてがショートカバーの方向に動き出して、ドル円は92円台に乗せてきた。しかしさすがに昨日の相場の後なので、もう一度、下攻めするものだろうと思っていたが、アジア時間の午前はドル円もユーロ円も上がる一方だった。午後にはいると上値の重さも感じられるのかオープン付近まで後退してきた。そして欧州勢の参入後はイタリアの政治のように方向感なく乱高下気味である。
今晩はバーナンキ議長のスピーチが注目される。前回のFOMCの議事録公開で、マーケットは多少なりともQE3の規模縮小に神経質になり出したからだ。これで「失業率の6.5%という数字にはこだわらない」などといった内容のことでも言えば、市場はさらなるリスク回避の方向に傾きそうだ。その際にはドル円は90円を割れてくるだろう。
バーナンキ議長は任期が1年を割ってきておおり、役人的な考えからすると後任の議長に金融政策のフレキシビリティを残しておいてあげたいというところだろう。数値目標にこだわるよりも、時間軸のほうが大事のはずである。
日本時間 17時30分
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