昨日は欧州序盤でドル円の100円割れをトライ。しかし100円割れ寸前のところで止められてしまい、99円台はお預けとなった。こうなるとドル円の戻りがどこまでになるかが気にかかる。もちろんショートカバー狙いで100円台の前半を買ってみてもいいのだが、どうも私自身が100円台ではロングにする意欲が薄いので、ちょっと手を出しづらい。よって戻りの見極めの時間帯で過ごすことにした。
ニューヨーク勢の参入までのドル円のマックス戻しは100.50をちょっと越えたあたりだった。要はすでに100円台の中盤は相当に重くなっているということだ。そして100.70アッパーには米系ファンドからのオファーも出だしたという。昨日、買ってしまった分の処理か。
とにかく逃げのオファーが出やすいレベルであることには間違いなさそうだ。これで株価が一段安などすれば、そのリスク回避の動きと連動してドル円やユーロ円も下げそうなものだ。
欧州時間ではグローベックスで米国株は下がっていたが、ニューヨークの現物株が始まってみると、やや戻している。なんとなく拍子抜けの感じだ。ドル円は101.50がキャップされた形のままで、再び100円ちょうどに近づいてはいる。後はISMの景況指数がどうなるかだ。
ISM指数は予想よりも悪かった。数字は見なかったが、いきなりドル円が下がったのが、それを裏付けている。米国株も下がっているし、ユーロドルは急上昇している。ドル円を100割れで売ろうと思っていたのだが、なかなか踏ん切りがつかず、売れたのは99.77。ちょっとまずったかな、とも思われたが、運よくドル円は99.60-70ゾーンで多少もんだ後、すぐに落ちてくれた。
冷や冷やものだった私としては、心の中ではもっと落ちると思いながらも、99.22で買い戻してしまった。するともう止まらずにドル円は98円台まで突っ込んだ。だが突っ込みもきついが、巻き戻しもきつかった。すぐに99円台に戻された。98円台で投げ売りさせられた筋が必死に買い戻しているかのよう。朝、見ると、ドル円は99円台の中盤まで押し返されていた。
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