昨日のアジア時間ではドル円は97円でのプレイがもっぱらだったが、欧州市場の序盤にかけて98円台を触りはじめた。私もすでにドル円は下方向にブレークしたものと思っているので、売り場探しの態勢に入っていた。
もちろん98円台乗せは売りゾーンだと思っているのだが、少しでも高いところを売りたいと思って見ていたのだが、98.10あたりまで上がるのがせいぜい。1時間くらい待ってはみたものの、あまり上がることはなかった。
そこで意を決し、勇気を振り絞って、ここで売っていくことにした。出来は98.00ちょうどでのドル円ショートだ。前日はレンジの下限だと思って逆張ってロングにした分の損は、このショートで取り返したいものである。
昼間の安値は97.64までだったので、ファーストターゲットはそのあたりとなる。日も落ちて暗くなり始めると、ドル円は緩んできた。ユーロドルは上がっているので、どうやらドル洗面安の展開で進んでいる。
それでもユーロドルはなかなか1.33台をつけにいくことができないでいる。連日で1.3290のレベルで止められてしまっている。1.3300には大きなオプションのストライクでもあるのだろう。そこが壁になっているようだ。ユーロドルがこれを抜けて上サイドにジャンプアップでもすれば、ドル円も瞬間的に急落しそうなのだが…。
ドル円はなんとか97.70あたりまで沈んできた。昼間の安値も気になるし、6月半ばの安値から7月上旬につけた高値の半値付近でもある。またユーロドルも1.33台を越えてこないし、とりあえず利食いに励むことにした。ドル円かユーロドルがドル安方向に抜けてきたら、またドル売りにトライしよう!
結局、ニューヨーク時間にいたるまで、このステージでのドルが最安値であった。ユーロドルもしっかりキャップされているし、ドル円は98円台に戻してきた。こうなるとまた戻り売りで臨みたくなる。ドル円を98.06で売って、様子見。98.25でロスカット注文を置いて見ていたが、ドル円は98円ちょうどをはさんでの動きが続いたので、そのまま寝てしまった。
朝起きてみても、同じようなレベルだった。ニューヨーク時間の午後にも安値トライしたようだが、やはり97.70あたりまで。とりあえず、早々に97.91で買い戻した。再びどこかでドルの戻り売りを考えていたが、本日の東京市場では大きな下げの反動で、株価も自律反発。ドル円は再び98円台に乗せてこじっかりしていて、98.45近辺まで上昇していた。
今晩は景況感のデータがたくさん出る。15時にすでに出たドイツにはじまり、夜はアメリカのセンチメント指数、そして住宅関連の数字も出てくる。ドイツの結果は予想よりも良かったため、欧州株もプラスでのスタートとなっている。しかし結果によっての一喜一憂みたいな展開になるだろうから、ドル円の戻りは確実に売っていきたいと思う。
日本時間 16時40分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)