昨日は日本がお休み。アジア時間のランチタイムに、ユーロドルが1.3442まで下げた。薄い中でストップロスだけがついたものであろう。すぐに為替レートは元に戻った。大きな動きはこの局面だけで、あとはもう海外市場でもずっと小動きのままだった。しかし先週末はややドルの高値攻めをしていたことを考えると、ややドル売りが優勢だったといえなくもない。
ドル円は一日の変動幅がますます小さくなってきている。9月くらいまでは、高値と安値の幅を平均しても、一日当たりで1円近く動いていたものが、最近は50銭も動かない日がある。日足のチャートで見ても、そのこう着感は強まってきているが、どちらかに大きく走り出すための力を蓄えているということであろうか。いい加減に97円台とか98円台というのは見飽きた感じがする。
本日のアジア市場でもこの動きは続いた。ドル円は98円台ミドルではじまったが、ランチタイムにかけて98円台前半まで押し戻されたが、またなんとなく自立反発するような恰好でミドルまで戻り、そのまま。なんとも面白くない値動きである。みな次の手がかりを探しているのだが、材料難である。
その変化の兆しは週の後半の、アメリカのGDPと雇用統計で見られるのだろうか。GDPもペイロールも、良くないものが予想されているだけに、出てきた数字が良いものであった場合には、相当のドル金利の上昇が想定される。それだけにドルロングのほうが分が悪いものの、当たったときには大きなリターンが得られそうな展開になる可能性が高い。
そうなると妙な三角もちあいからゲットアウトするとすれば、ドルの高値サイドということになるのだろうか。まあ、あまり予断を持って臨むのはよくないが、コンセンサスが悪いものであるだけに、面白い方に賭けてみたいような気がするが、まあまだ先のことなので、もうちょっと様子を見るしかない。
さて今晩はISMの非製造業くらいしか目立つイベントはない。もうマーケットの視線は週の後半のほうに向かっている。だから今日と明日は様子見の姿勢が強まりそうだ。動かないだろうと思っているので、すっかり目に慣れてしまったレベルでの為替レートには手を出しづらい。私も木曜日から本格参戦ということで、ちょっと休みモードで対峙しようかなぁ。米国株が歴史的な高値領域にあるのだけは気にかかるところなのだが。
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