昨日のアジア時間では103円台から戻ってきたニューヨーク市場の流れをうけて、やはりドル円はやや強い状態でスタートした。それでもクリスマスシーズンで参加者が少ないので、上値の伸びは限定的だった。ドル円は104.50を越えられず。それでも104円台をキープ。
一方でユーロ円もここ数日の間、何度も142.80あたりまで買い上げられては下落を繰り返していたが、昨日も142.88という今年の最高値を記録したとはいえ、やはり止められてしまったという感じだ。ユーロ円の142.80レベルはもっとも注目を集めるところでもあったので、私もスモール売ってみた。
スモールにならざるをえないのは、流れに逆行しているからである。逆張りだから勝率は悪そうだ。その反面、当たったら効率よく儲かるはずなので、やる価値があるのである。その上、ストップアウトすべきレベルがわかりやすいので、近いところにストップ注文を置ける。つまり損しても対して痛手にはならないということである。
東京時間の午後からは日本株が下落。朝には日経先物は16000円台に乗せたといって騒いでいたのに、まったく買いが続かなかった。利食い売りに完全に押された。25日までに儲かっている株を売却しないと、キャピタルゲイン課税が引き上げられるらしい。それを控えての株売りがリスク回避を誘ったものだろう。ユーロ円も142.50あたりまで下がってきた。
そして海外市場にシフトしていったのだが、欧州勢はほとんど休み。ドイツは26日までの長休みである、為替相場も例年のごとく、動かなくなるのは目に見えていた。このまま誰もやっていない相場を見ているのも疲れるだけだ。私はユーロ円を142.56で買い戻して、もう取引はやらないことにした。
米国市場は半日営業。米国株は小幅な動きしかしないが、それでもやや上昇して終わったので、これで5日連続での歴史的な高値の更新となった。マーケットもリスクテークの方向で傾き、ユーロ円は切り返した。といっても狭いレンジの中での動きなのだが。
今日はますます動きが鈍くなりそうだ。そもそも東京クローズまででも、ドル円も1ポイントも弱、ユーロ円も20ポイント弱とほとんど動きなし。まあこういう時は、ゆっくり休んでおこう。みなさまメリークリスマス!
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