昨日のアジア時間ではほとんど為替相場は動かずで、そのまま欧州序盤を迎えた。ドル円は102円台の前半でユーロドルは1.37台の前半だ。マーケットではウクライナ情勢に関しての楽観論が台頭しているので、やはりリスクテークの方向にバイアスがかかっている。
私もドル円を102.22で買っていった。それでもドル円のレンジの上限はせいぜい102.80までくらいかなと考えている。すでに米国株もかなり上がってきているので、それ以上の高値追いにはさらなる好材料が出てこないとリスクの観点からは追随できないだろう。またテクニカル的にも102円台の後半にはさまざまなテクニカルポイントの存在が意識され、ここ2週間ほどの間でも何度も止められているのも事実だ。
さて欧州市場では米ロの外相会談やプーチン大統領の発言もあったが、すでにかなりの楽観論が先行しているためか、マーケットではほとんど反応がなかった。逆にリスクテークのポジションが積み上がっている分だけ、その反動も恐ろしい。動かないものは仕方がないとして、私も早々に102.44でポジションをクローズした。
民間調査の雇用のデータが発表されたが、これにもマーケットは反応せず。ニューヨーク勢が参入しても、動き出す気配もなかった。米国株も歴史的な最高値に張り付いたままで、値幅は狭い。今年のもっとも動かない日になってしまった。リスク資産が動かないので、為替相場も動きようがなかった。ニューヨーク時間を通じてもドル円もユーロドルも20ポイントほどしか動かなかった。
ドル円はまた見慣れたレンジの中に戻ってきた。102円ちょうどをはさんで前後50ポイントほどのレンジ。102.50アッパーはちょっと売っていきたい感じだが、101円台にまで下がったら買いたくなるのだろう。しかし週末の雇用統計まではますます動かなくなりそうだ。
短期的には動きにくそうな相場展開になってしまった今、ちょっと中長期的なビューだけを確認しておこう。テクニカル的にどちらに為替相場は行きたがっているのか、ということだ。ドル円はとにかく101.50から102.50をコアレンジとしての動きが続くだろう。これは2月初旬から続いているレンジ相場である。抜けたほうについていきたい気もする。
完全にトレンドを見極めるには、下サイドは今年の安値である100.75や心理的な節目である100円ちょうどを下抜けしてきてからということになるだろう。上サイドは2月中の高値である102.83が第一目標になるが、次には今年の半値である103.09も控えている。半値レベルはネックラインとしてもワークするので、やはり半値をクリアに抜けてきてからでないとブル転はしづらい。
東京時間のランチタイムに日本株が上昇。これは日経先物が15000円台に乗せてきて、テクニカル的なストップロスを誘発したものだ。これによってドル円も上昇。2月の高値である102.83を目指す動きとなった。言うまでもなく102.85で買い戻しのストップ注文を置いて、売りに走る。強いのだから売りを急ぐ必要はない。じっくりと見極めて重さを確認してからでも遅くはない。
日本時間 15時00分
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