ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

田向宏行
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

黒田会見に額面通り反応したドル円、
102円台に完全に戻せるかウォッチ

2014年04月09日(水)17:59公開 (2014年04月09日(水)17:59更新)
持田有紀子

ザイFX限定!口座開設&取引で最大10000円もらえる! トレイダーズ証券みんなのFX

 昨日のアジア時間では103円台まで戻すものの、さすがに上サイドに重なるオファーにはかなわなかったようだ。私も103円台に乗せたら売ろうと思っていたのだが、まだ大丈夫だとパスしていたら、売りそびれてしまった。まあ夕方の黒田総裁の会見が済んでからでもよいだろう。それまでは期待だけで円売りに向かうかもしれないのだから。

 黒田総裁の会見はライブで流れるようになった。これまでも同じ時間で会見していたのだが、実際に内容が漏れ伝わってくるのは16時半以降だったので、実質的に遅い時間に合わせてマーケットも動いた。今回からは15時半ですぐに出てくる。伝える手法が変わっただけでも、何かフレッシュなことをやるのではないかとの期待が高まる。

 ドル円は102.90くらいだった。それまでの安値は仲値決めの少し後でつけた102.75である。反対に高値は103.11なので、そのどちらかを狙いにいったところが、マーケットに入るための示唆を与えることになりそうだ。

 実際に黒田総裁が話したことは、今までの内容とはほとんど変わるものではなかった。物価目標のプラス2.0%は達成可能だとか、4-6月期は反動で落ち込むなど。黒田期待で買っていたドル円のポジション調整が出て、やや安値攻めである。しかし昼間の安値は下回らない。16時過ぎに「現時点ではつい緩和を考えていない」と明言したのが、海外のプレーヤーを刺激したようだ。額面通りに取ったのである。

 ドル円は下値をブレーク。私もこのステージでドル円を売っていった。102.69であった。私から見ると、黒田総裁は当たり前のこと言っていると思える。別に失望する内容でもない。あまり過度に反応してはいけないだろう。後はマーケットの動きに任せるしかない。とりあえずストップ注文は102.85にプレイスした。

 ドル円は102.80あたりまで戻ったりしてヒヤリとする局面もあったが、株価は安値攻め。ナイトセッションで日経先物は、とうに昼間の安値を下回ってきている。そしてグローベックスでの米国株も安い。そのうちリスク回避となって、円の買い戻しも強まるだろうと期待される。株価の戻りが、ドル円買い戻しのタイミングにもなる。それまではストップロスがつかない限りは我慢だ。

 夕食を取った後、画面をのぞくとドル円が102.50を割りこんできていた。5分足のチャートで確認すると、102.50当たりでは売りのストップロスも出たのだろうが、その前後ではズルズルと下げているだけだ。特に材料が新規に出たわけでもない。やはり前日の安値も下回ってきたのだから、単純に売り圧力が高まっているだけなのだろうか。とにかく私も自分の損切りラインを102.50まで思いきって下げた。これで急反発しても、幾分でも利益は確保できる。

 ニューヨーク勢が参入してくるころには、ドル円は102.30をも割り込んできた。依然として5分足はきれいなダウントレンドを描いている。これが崩れるまではストップ注文をちょっとずつ下げていく。いずれは買い戻させられることになるものの、相場の端っこはどこかはわからないものだ。

 0時近くまでマーケットに付き合い、102.10あたりまで来た。翌日に何も用事がなければこのままPCの前に張り付いていられるのだが、つまらない雑務で外出しないといけない。寝ないといけないので、私はドル円を売り増しして、ストップ注文を102.25で置いて寝た。利食いは考えない。朝になってストップ注文がダンになっていなかったら、そのときに考えよう。

 朝の5時半に起きた。すでに米国株はクローズしている。ドル円のレベルは101.85だった。夜中に101.55あたりまで突っ込んだようだ。ちょっとリバウンドしてきているところ。もう速攻で101.87で全部のショートを買い戻した。

 さて今晩も注目に値する経済指標が少ない。FOMCの議事録が出るが、それはかなり遅い時間だ。したがって昨日と同じように、ドル円の戻りを見極める一日となりそうだ。昨日のレベルよりもちょうど1円ほどステップダウンしたようなもので、102円台に完全に値を戻せるかどうかである。本日はずっと102円ちょうどをはさんで大台の攻防を繰り返している。上手く戻しきれないようであれば、今日もドル円を売っていこうと考えている。


日本時間 17時20分


 


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開!
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

おすすめFX会社
link

100万口座達成!

GMOクリック証券[FXネオ]

最短即日取引可能なGMOクリック証券!

link

人気の1000通貨自動売買『iサイクル注文』

外為オンライン

当サイトからの口座申込者限定!条件達成で特別に3000円プレゼント!

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
ザイ投資戦略メルマガ 田向宏行 メキシコペソ比較
ザイ投資戦略メルマガ 田向宏行 メキシコペソ比較
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る