昨日の欧州序盤では、ドル円はやや戻ってきて、101.40くらいだった。ユーロドルは1.37台の前半である。ユーロドルのほうは1.36台の後半まで突っ込んで、ちょっと小康状態とである。また新たにフレッシュな安値を更新してこないと、ちょっと手を出しづらくなっている。それまではユーロに関しては様子見をせざるをえないだろう。
一方でドル円が3月以降、この101円台の前半で何度も跳ね返されている。それもあって、101円台の下攻めはマーケットの関心の的だ。3月安値の101.21を抜けるかどうかに、第一の注目が集まっており、そこを抜けてくると今年の安値である100.75までが視野に入ることになる。
そしてさっそくドル円が下がり始めた。これは欧州株に元気がなく、リスク回避の意味合いも強かったからだろう。101.20も割れてきたので、私もさっそく売って@101.18みた。当然、ここから下にはビッドも詰まっていることが想像されるが、久しぶりの安値ゾーンだから、それに敬意を 表して突っ込んでみた!すぐに戻ってくるようならば、私も買い戻さなくてはならないが、しばらくは安値圏での張り付きとなった。
ニューヨーク勢が参入してきても、ドル円は動かず。変わらずに安いことは安いのだが、自分のコストが悪いだけに、ファイバーでいる時間が短い。米国株も安く始まったので大丈夫かなと思っていたが、すぐに切り返してきた。下がらないドル円のあげくに、リスク許容度が回復の兆しを見せかけている米国株。こうなると持っている意味がない。ドル円は5ポイントほどアゲインストではあったが、とにかく損切った。
あまり真偽のほどは定かではないが、プーチン大統領が国境から軍を引いたようだと出ていた。それで地政学的なリスクが薄まったということなのだろうか。こうした軍の撤退とか、武力衝突の話は何度も出てきていて、どれを信じていいのか、わからないくらいになってきている。それに経済イベントも何もなかったので、仕方なくその材料に飛びついたという感じだったのだろう。
しかし米国株はそのままニューヨーククローズまで堅調さを保ち、ドル円もユーロ円もニューヨーク時間だけ見ると、とても堅調だったといえる。ほぼ全戻ししているし、高値近辺で終わっているのだから、翌日以降は買ってついていきたいくらいであった。
東京時間のお昼あたりには101.59近辺までドル円は上昇して、その後もずっと101.50台に留まっていた。今晩も経済イベントがほとんどない。したがってマーケットも昨日までの流れが続くかどうかでしか判断できない。欧州株のオープンから30分くらいまでの挙動を確かめてからどうするか決めたい。戻しているだけに、場合によっては絶好の売り場になるかもしれない。
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