最近は欧州序盤で、ドル円かユーロドルが下攻めをすることが多い。昨日はドル円の下げであった。早々にドル円は101.50を割りこんできて、これは週の安値も割り込んでくる水準でもあったので、私も101.54で売り込んだ。いつもここでリバウンドしたりするので、私も深追いはしないつもり。
ちょっとでも反発の傾向を示せば、即座に買い戻す。ここで反発すると思えるということは、毎日が狭いレンジ内の取引に終始しているのだということの裏返しだ。そのまま走らない日々が続いているということ。実につまらない相場展開が継続しているのだ。それでもここは売っていく。
ドル円は動かなくなった。大きくメクレ上がることもない代わりに、これ以上の下攻めもしなくなった。すでにニューヨーク勢の参入待ちなのだろうか。私も仕方なく、101.70で買い戻しのストップ注文だけを入れておいて、ニューヨークオープンを待つしかない。
21時半の経済指標は、GDPの改定値と失業保険だ。為替相場は欧州序盤からドル安に進んでいることもあり、マーケットのコンセンサスとして指標は悪いものを期待しているとも言える。どちらかでも悪ければ、ドル円は101円台の前半までいくかもしれない。反対にどちらも予想通りか良かったら、速攻で私のストップロスはダンになるだろう。
出てきた結果をリアルタイムで知ることはできない。画面上ではマーケットレートの動きのほうに注意しているからだ。何が出たのかは、相場の動きで判断するしかない。経済指標が発表された直後は、ドル安に進んだ。ドル円は101.50を割れそうになり、ユーロドルも上昇。さては指標が悪かったのか。
しかしすぐにドル円はムクムクと上がってきた。米国債の先物は下がっているので、どちらかというと良い結果だったのではないかとうかがわれる。私は自分のストップ注文のレベルを待たずに、101.64で買い戻して損切った。
結果的にはニューヨーク時間はほとんど動かなかった。為替相場の変動性が小さくなって久しい。為替相場は小さい動きに徹している一方で、米国株は終盤に一段高し、また歴史的な高値を更新してきた。
今晩も米国株を中心とするリスク動向に要注意となろう。来週のECB会合まではユーロやドルの金利にも関心が集まらざるをえないので、経済指標の重要性は相対的に低下している。
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