昨日は日本が休み。それでも週末にはいろんな材料が出たので、マーケットの反応は気になるところだった。まずはギリシャの総選挙では現与党が第一党になった。選挙前の予想ではもっと伯仲すると思われたのだが、結果は存外に簡単に勝利宣言を出すくらいだった。
ツィプラス首相が緊縮案に反対しろといって国民投票をした結果、やはりEU側の緊縮案を受け入れたことに国民は反発しなかったのだろうかと疑いたくなる。ギリシャ国民の総意としては、年金を削られてもやはりEUに残るほうがよいのだろうか。
そしていっぽうFEDメンバーからは、年内利上げを主張する声が繰り返された。9月利上げを見送った際に、反対票を投じたのは一人だけだったのに、年内利上げとなると複数人もいるのだろうか。この最大で3か月のうちに、利上げを見送った理由であるインフレ率の低下が改善されるとでも考えているのであろうか。不思議なことではある。
ともあれ週明けのマーケットではリスクオフが先行した。グローベックスでは米国株が下攻め。私もちょうどドルベアだったので、どこかでドル売りを仕掛けたいと思っていたところ。そしてちょうどユーロドルが前日の安値近辺にいた。だからドル売りするには心地よいレベルだ。
反対にドル高に向かっても、ユーロドルの前日の安値を抜けてきたら、そこでポジションをカットしてしまえばいいのだから、損失額は少なくてすむ。そこで朝から1.1287でユーロドルをロングにした。
しかし夕方から欧州市場にシフトすると、やはりFEDメンバーの利上げ発言が効いてきたものか、ドル高が優勢となってきた。この流れはニューヨーク時間でも変わらなかった。スピードはのろいものの、ドルは押し目も作らずに、ひたすら買い戻された形で終わった。
私のユーロドルも1.13台まで戻すなど検討はしたものの、ついにはストップロスがついてしまった。今日も経済イベントなどの材料に乏しく、あまり方向感の出ない展開が続くのかもしれない。
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