昨日は昼間に大注目の中国のGDPが発表された。プラス7.0%を下回るのは仕方のないところだと目されていたが、結果はプラスの6.9%だった。これでも市場予想よりも良かったので、中国株や日本株での値崩れは起こらなかった。大きなリスク回避も見られず。ドル円は119.30から119.50までのほんの狭い領域におさまったままとなった。
海外市場で動きだすのを期待はするものの、昨日はイベントがほとんどなかった。米企業決算がいくつかあるだけで、これまでマクロ要因で動いてきただけに資本市場にはインパクトはなさそうであった。夜中に至るまでドル円のレンジはほとんど同じで、119.30から119.50を中心にして動いているだけ。
これではちょっと何かポジションを持とうとは思わない。ユーロドルが50ポイントほど下がってきているが、これは米国株が狭い値幅ながらも堅調に推移したため。ユーロドルも1.13台の大台が一度も変わることはなかった。
8月下旬にはたくさん動いた為替相場だったが、ここ1か月以上も膠着状態を強めている。これだけ動かなくなると、動かないことを前提にして行動してしまうので、ますます動かない状態になるのを助長していることになる。
今週は大きなイベントもないので、マーケットが欲しているさらなる材料は突発事項でも出てこない限り、何も起こらないことを予知している。ECBの金利会合はあるものの、本格的な動きが出てくるのは、来週の日米の金利会合の前後からなのだろう。
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