月曜日にドル円は123.60まで上昇し、その後はやや利食い売りにされて123円台の前半まで押し戻されていた。それでも123円ちょうどを割り込むことなく、昨日のアジア時間はどちらかというとしっかり。次にドルはどちらに行きたがっているのかの判断に迷うところである。
ドル金利はすでに12月利上げをかなりの確度で織り込んでおり、それにともなってドル保有の魅力も高まってきている。後は金利高によるコスト増から株価が崩れない限りは、リスクオフとなってドル円が値崩れすることは期待薄である。
昨日の欧州時間では、ドル円はあまり動かなかった。123円台の前半に固まったまま。それに比べてユーロドルの軟化がやや目立った。欧州序盤でユーロドルは1.07台の前半まで押し込まれ、ニューヨーク勢が参入すると一段安に。1.06台に突入した。
このステージではドルが全面高となったが、ユーロドルがフレッシュなゾーンに突っ込んだというだけのことだけで、値幅自体はそれほどのこともなかった。私もドル買いに励もうかと思ったが、相場の動きに勢いがなく、ポジションを取るまでもないかもと考え直して、様子見を決め込んだ。
結局はニューヨーク時間を含めても、大きな動きはなかった。むしろ買われていたドルの利食い売りが出てきて、ドル安に向かったというほうが正しいであろう。アメリカは水曜日が休みになるので、市場参加者もだんだんと少なくなっていったのも一因だろう。
今晩はドル円もユーロドルも、昨日のレンジ内のおさまりそうだ。つまり動意がないということだ。だからどちらかに抜けでもしない限りは、面白くなさそうだ。私もとりあえずは休みを決め込んでいるところ。
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