こんにちは、見習い専業トレーダーのひろぴーです。
今回はFXトレード・フィナンシャル[FXTF MT4]の、僕が自らプロデュースさせていただきましたインディケーター、「FXTF_hiropiチャート」についてご紹介をいたします!
ザイFX!では、何度もメタトレーダー(MT4)の紹介記事は公開されておりますので、メタトレーダー(MT4)とは何ぞや!?という方は、そちらをまずお読みになってから本コラムをお読みいただければ…と思います。
【参考コンテンツ】
●ザイFX!×メタトレーダー(MT4)
【作成日時:2016年7月4日→最終確認・更新日:2016年7月22日】
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■MT4で過去の値動きを再生して検証できる!
ズバリ、僕のFXトレードが上達したのは、メタトレーダー(MT4)のおかげと言っても過言ではありません。
5年前はよくメタトレーダー(MT4)の「ストラテジーテスター」というものを動かしながら、過去10年間の値動きを高速で早送りして、何度もチャートパターン検証をしたものです。
メタトレーダー(MT4)では一定の期間を設定して、スタートボタンを押すと、早送り調整しながら、ローソク足の値動きをリアルタイムで追うことができるのです。
たとえば、5月の値動きを復習したいな、というときは、「2016年5月1日~5月31日・1時間足」とセットします。
そして、スタートボタンを押しますと、セットした日に戻り、過去にメタトレーダー(MT4)が動いたとおりに上下しながら、ローソク足を形成してくれるのです。
もちろん早送りなどもでき、高速でローソク足の値動きを観察することも可能です。
これは非常に勉強になります。昔は土日にひたすらこの検証作業をしておりました。
その結果、ローソク足の形状が目に焼き付きまして、値動きのクセが読めるようになってきました。そのおかげで今の自分があると思っております。
ストラテジーテスターは、元々はEA(自動売買ソフト)を使って、過去の値動きに照らし合わせて収益率を計算する上でのツールだと思うのですが、 早送りや遅送りなどができるため、過去の値動きと自分の研究中のテクニカル分析を表示して何度も検証し、視覚的に勉強するのにも役立ちました。
■検証作業で発見したDMAチャート
これらの検証作業の末、たどりついたのがDMA(Displaced Moving Average、ずらした移動平均線)チャートです。
ザイFX!で3年以上前に取材をしていただいたときにも、すでにその完成形に近いものを使っておりました。
【参考記事】
●ひろぴーの実践トレード塾(2) ディナポリ分析でスラストを探せ!
そして、今年(2016年)からFXトレード・フィナンシャルさんにて、僕のDMAチャートをプロデュースさせていただきました。
僕のDMAチャートでは、オシレーターにRCIも使いますが、RCIはメタトレーダー(MT4)のデフォルト設定にはありません。
そこで、FXトレード・フィナンシャルにRCIも作っていただきまして、正式にプロデュースさせていただいたのです。
ですので、FXトレード・フィナンシャルはメタトレーダー(MT4)でRCIが使える唯一のFX会社となります。そういった面も含めて、メタトレーダー(MT4)トレードをするなら、FXトレード・フィナンシャルをおすすめいたします。
■初心者には最適! 調整波トレード
ところで、みなさんはこんな思いをしたことがありませんか?
トレンドが発生していて、同じ方向にポジションを取っているのに、見事にトレンドの天井をつかんで、トレンドの押し目の安値で損切りを繰り返してしまう…など。
トレンド発生中のエントリーで失敗するとありがちなパターンです。
上昇相場で買っているのに損をしている自分が何ともモドかしい(笑)、イライラがたまるトレードですよね。僕も昔はよくやりました。
典型的な例をご紹介しましょう。次のチャートをご覧ください。
上昇相場でロングしているのにイマイチ収益を上げられないのは、こういったウェーブを生むからなのですね。
実は大きな上昇相場や下落相場でトレンドの始まりから終わりまでしっかりとることは非常に難しいです。
こういう相場は虫食いで器用に取って行かねばなりません。
僕は何度も検証した結果、意外にもトレンド相場で失点をすることも多かったのです(高値をつかんでしまうため(笑))。
しかし、逆にトレンドのあとからやってくる反転相場では、比較的利益を上げるトレードが得意でした。このチャートでいうと、後半の部分です。
毎週の取引履歴で1週間の答え合わせをしていった結果、こういった形状の反転相場では不思議と利益を上げておりました。
ならば、まずは得意分野を伸ばそうとしたきっかけで、これに最も見合ったテクニカル探しから始まったのです。
それはそれはいろいろ実験しまして、苦労話は割愛させていただきますが、最終的に行きついたのが今回ご紹介させていただくテクニカルチャート、DMAチャートなのです。
■5本の移動平均線+1本の超長期線(SMA800)
こちらがFXトレード・フィナンシャル[FXTF MT4]にて、「FXTF_hiropiチャート」としてプロデュースさせていただいたものです(チャート下部にはRCIも表示されているのですが、以下の図ではその部分は表示しておりません)。
基本的には5本の移動平均線をメインに使います。
簡単に説明しますと、このチャートのような下落相場においては、緑色の線をブレイクしますと、ピンクの線へ、ピンクの線をブレイクしますと、黄色の線へ、そして黄色の線をブレイクしますと、オレンジの線へ、というように、ローソク足が徐々にジグザグを描きながら下落していきます。
逆に上昇するときも同じパターンが当てはまります。
これらの移動平均線前後がなぜかサポートやレジスタンスとなる確率が非常に高く、戻り売りのエントリーポイントやポジションを縮小する利食いのメドに大いに役立ちました。
これらのカラフルな線はSMA(単純移動平均線)、EMA(指数平滑移動平均線)、DMAの移動平均線になります。
表示方法については、FXトレード・フィナンシャルのウェブサイト上に以下のような説明を掲載しています。
すでにメタトレーダー(MT4)の定型チャートとして採用されておりますので、僕の実際に使っているチャートが、クリック1つで読者のみなさんのメタトレーダー(MT4)に反映されます。それが、下の画像です。
図にもあるように、各移動平均線は、
・黒色…DMA3×3(SMA3をローソク足3本分右にずらしたもの)
・緑色…DMA25×5(SMA25をローソク足5本分右にずらしたもの)
・ピンク…EMA62
・黄色…EMA144
・オレンジ…SMA200
・チャートリュース(薄緑)…SMA800
となっています(※)。
(※編集部注:日本語だと、「SMA」は単純移動平均線、「EMA」は指数平滑移動平均線、DMAはずらした移動平均線と呼ばれている)
上の図ではRCIも表示されていますが、今回、RCIの説明は割愛いたします。次回の当コーナーでご説明したいと思います。
もう1つ、チャートのサンプルを掲載します。こちらのチャートは、SMA800がまだ遠い位置にあるので、このチャートには映っておりませんが、その点はお気になさらないでください。
■それぞれの基本売買ポイント
「FXTF_hiropiチャート」は、どんな時間軸でも使えます。こちらは、米ドル/円の週足です。
DMA25×5(緑色)を抜けたローソク足は、EMA62(ピンク)前後で止まりました。
その後、上昇し、DMA25×5(緑色)がレジスタンスとなり反転。EMA62(ピンク)をブレイクしますと、次はEMA144(黄色)付近で止まります。
このチャートはそのまま、また下にブレイクしましたが、戻りがあった際はEMA62(ピンク)がレジスタンスになると想定して、戻り売りを実施します。
EMA144(黄色)を下抜けると、次はSMA200(オレンジ)前後でまた跳ね返りました。
このような移動平均線のポイントで戻り売りや利食いの買い戻しをすればよいのです。
移動平均線をたくさん使う割には使い方が非常にシンプルです。
大きなトレンドを発見したのち、DMA25×5(緑色)を割れてきたらようやく出番、っというわけです。
ここから大きく反転、またはこれより大きな時間足では、深めの押し目を形成する下落を取りにいく、そんなトレードであるとイメージしてください。
たとえば1時間足でトレードしているとして、4時間足や日足で上昇トレンド発生中に深めの押し目を形成している最中を、器用に戻り売りしてトレードする。そんなイメージです。
■いろいろな通貨ペアでワークする
さらに「FXTF_hiropiチャート」は、基本的にはたくさんの通貨ペアでワークします。次の例では、マイナー通貨ペアをチョイスしてみました。豪ドル/NZドルです。
今度は下落トレンドの反転です。ですので、押し目買い戦略になります。
そして利食いのメドも、これらの移動平均線が主になります。
なかなかワークしてますでしょ??(笑)
「トレンド発生⇒順張りでエントリーする⇒微益で終わる⇒次の深めの押しで損失を出す(調整波)」、この失敗を繰り返したため、トレンド発生ではトレードをせずに、反転しかかったタイミングから深めの調整相場で取りにいくという発想から生まれたトレード方法です。
実にユニークなトレード方法かもしれませんが、僕的には非常にマッチしたトレード方法でした。
大きなトレンドは、プロも初心者も市場参加者が全員同じ方向を向いております。それらの欲が欲を呼んだ結果がトレンドだと僕は解釈をしております。
しかし、いずれ、欲が激しくぶつかり合いますと、相場というものは逆方向に走り出します。恐怖心に駆られてポジションをクローズする動きが一斉に出るからです。
その市場参加者の欲と恐怖心を逆手に取ったトレードがこの調整波トレードだと思っております。
そして、このDMAチャートは、非常によく市場心理を反映してくれるのです。
これが長年愛用し続ける、DMAチャートの最もポピュラーな使い方です。
いかがでしたでしょうか? 今回は順張りトレードでトレンド相場を攻略する!ではなく、それを逆手に取った、調整波相場をトレードするテクニックをご紹介いたしました。
ご興味が湧きましたら、ぜひ、FXトレード・フィナンシャル[FXTF MT4]で「FXTF_hiropiチャート」を使ってみてくださいね!
今回は移動平均線だけしか紹介できませんでしたが、次回はRCIについてご説明をしたいと思います。
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【ザイFX!編集部からのお知らせ】
今回ひろぴーさんがレビューしてくださったFXトレード・フィナンシャル[FXTF MT4]のオリジナルインディケーター「FXTF_hiropiチャート」の使い方について、ザイスポFX!about Meta Traderに掲載中の記事、「ひろぴー式MT4チャート」とRCIを導入! FXTFのMT4はオリジナルインジが魅力!」でも詳しく紹介しています。併せてチェックしてみてくださいね!
【参考記事】
●ひろぴー式MT4チャート」とRCIを導入! FXTFのMT4はオリジナルインジが魅力!
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(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについてはFXトレード・フィナンシャルのウェブサイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)
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