昨日のアジア時間ではリスクテークが盛んとなった。心配された中国経済のスローダウンも株価にはあまり反映されなかったことで、安心感が蔓延したようだ。ドル円も104円台まで値を戻してきて、マーケットのリスク許容度を増大させもした。
しかし104円台はここ最近の上限でもあるので、ここから積極的に買っていくことはできない。マーケットのほうも急激に上がるスピードを減速。高値警戒感が出てきたようだ。
欧州市場ではドル円は104円台の前半でスタート。ちょっと上サイドには利食い売りのオファーとショートメークのオファーが同時に並んでいるようで、なかなか上値追いをしない。
私もこの辺で売っておきたいと思い、104.50あたりまで来ないものかな、と期待していた。しかし104.40あたりまで。ニューヨーク勢の参入も近づいてきたので、私は104.31でドル円をショートに振ってみた。
そしてニューヨーク市場ではミクロ指標とマクロ指標がたくさん出た。経済指標のほうはマチマチであったが、米企業決算のほうは良いものが並んだ。金融セクターを中心に米国株は上昇してスタート。私も損切りを覚悟したが、ドル円は104.50を超えてくることはなかった。
そこへもってきてミシガン大学の景況調査の結果が悪かった。米国株はそれを契機にダウンターン。ドル円の上昇もそれまでとなり、私もほっと一息つくことができた。しかし104円台を割ることがなかったので、ここまでかと思い、104.22で買い戻してしまった。
その後、夜中に103円台に突入しているのだが、朝には104円台に値を戻してしまっている。ユーロもポンドもドル高水準でニューヨーククローズを迎えた。
今週は経済イベントが毎日のように控えている。一喜一憂をしていても仕方がないが、BREXIT後のボックス圏を抜けてこれるかどうかが注目点である。
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