昨日はアメリカが休みだったので、マーケットはあまり動かなかった。日本株はアジア時間で若干の調整。そして為替相場でも円高がやや進み、ドル円は113円台も見た。
これは今年の最安値レベルでもある。それでも海外市時間ではドル円は値を戻してきて、114円台の前半で戻ってきた。まあイベントも何もないのだから、元に戻ってもおかしくはない。
さて今日はイギリスのメイ首相がEU離脱に関する発言をする。すでに報道がされている通り、単一市場へのアクセスは断念するとか、難民受け入れの制限を法制化するなど、ハードランディングにつながる可能性の高い内容のコメントであるようだ。
市場はこれまでイギリスのEU離脱を短絡的に考えすぎてきたのが現実だ。イギリスの株価は高騰し、そこには何らの不安も感じていないという姿勢が値段に現れている。それを試しにいくのが今晩の会見である。
為替相場ではすでにポンドが昨年来の安値水準に位置していて、クラッシュもやむなしの態勢を取っている。これにリスクオフが加われば株価急落は避けられないところなのだが。
リスク調整が起これば、ドル円やユーロ円も1円や2円の下げでは済まないだろう。特に113.60あたりに引っかかりどころのあるドル円は、下抜けしたらかなりの勢いで投げ売りのストップロスが誘発されても不思議ではない。私としても113.50ビローからのドル円の下げには、ぜひともショートで追随してきたいところ。
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