先週から為替相場にはダイナミックさが欠けてきている。ドル円は113円台で落ち着いてしまっているようであり、株価や原油価格との相関性も薄まってきているようだ。
他のマーケットと同様にリスクオンとかリスクオフにはなったりするのだが、それを確認して為替でポジションを持ってもなかなかにうまくいかない。反応が鈍いのだ。
動かないからというわけでもないが、ドル円は113円台で安定推移しているのは事実だ。その事実に基づいて行動するしかない。極端なことを言えば、113円台の前半で買ってみる、そしてロング攻め。
そして113円台の後半では売ってみて、ショート転といった具合にだ。大台が変わったら、ポジションはすべてカットする。そうしたレンジ作戦で臨むより他はないだろう。ましてやアメリカが休みで市場の参加者も少ないはず。
昨日の欧州序盤ではドル円は113円台の中盤だった。どちらにも手が出ない。頭の中では113.30以下で買いを考え、113.70アッパーで売り向かっていく逆張り戦法があるのだが、そのどちらでもない。ニューヨークオープンになると、ようやくドル円が下がってきたので、113.29で買ってみることができた。
これはあくまでもボックス圏が続くと想定した話なので、外部環境を無視している。EU離脱関連でイギリス株が安いし、ポンドも安い。それがリスク回避を促して、米国株もグローベックスセッションでは安くなっている。
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