昨日は東京市場でも日本株大幅安をし、日経先物は22000円の大台を割り込みそうなところまで下がった。そしてそのままほぼ安値引けの形で東京クローズを迎えた。安値引けするということは、まだまだ売れていないということだ。
これを売り足りないのだと解釈するのはテクニカルの要請でもある。次にセッションが始まる時、具体的にはナイトセッションでは一段安する可能性をほのめかしている。これは売りシグナルを発しているのと同じことだ。
これは市場全体のリスク回避と重なる。私はドル円の113円台でコロコロ回す作戦をとっていたので、113円台の前半ではロングにしている。それは113円ちょうど割れとともにポジションカットである。
欧州序盤では日経先物の下攻めは顕著となり、欧州株の下落に伴ってドル円も下落。ずっと保っていたドル円の113円台もついに維持できず、112円台に突入してきた。私のドル円ポジションも終了である。
グローベックスでの米国株も大幅安に傾いている。ドル円も112円台に沈んでくると、まったく値を戻さなくなった。あれだけステーブルだった113円台なのに、遠く感じてしまうほど、オファーがしっかりしている。値が戻ろうとしても、すぐに押し込まれてしまう。
ニューヨーク序盤までそうしたリスクオフの動きは継続した。しかし米国株の最近の傾向として、始まり当初は世界的な株安の流れで安くはなるが、ニューヨーク終盤に至るまでに値を戻してくるのである。昨日も同じであった。米国株は下がっていた分のおよそ半分を取り戻した。それでドル円もした割れするには至らなかった。
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