昨日のアジア時間では中国株の下落が顕著になってきて、マーケット全体としてはリスクオフ。日本株もツラれて大幅安となった。それでもドル円やユーロ円が大きく崩れることはなく、リスク相場の典型にはならない。ここに来て純粋に日本売りとなっているのかもしれない。
外人投資家も日本株を持っているのを手放すだけでなく、売って得た売買代金の相当額を本国通貨に変えているのだろう。それで出てくる積極的な円売り。だから株安は単純に円高にはならないのだろう。東京時間ではドル円は110円台の後半でステイ。
欧州時間になってもドル円は崩れない。どちらかというとポンドドルやユーロドルの下げも見られだして、どちらかというとドルの全面高の様相を呈してきた。マーケットのテーマは依然としてトランプ政権の貿易問題にある。米国株も大幅安で始まった。
しかしドル円は下げても110.70あたりまでで、アジア時間の安値を下回ってこない。私としてはドル円の111円台はショートに振ってみたいと考えている。しかしドルが強いといっても、なかなか111円台乗せはしないでいる。
夜中にトランプ大統領がWTO脱退を考えていないとつぶやいたので、激しいリスク回避は止まった。そしてニューヨーク後半にはリスク許容度の回復から、米国株は切り返した。
その余波でもって、今日の東京時間では早々にドル円は111円台に乗せてきている。私はドル円を売ってはみたが、完全な逆張りでもあるので危ない。タイトストップで持っているだけ。
今晩は重要なイベントが少ない。またアメリカが明日は独立日で休みとなるので、市場参加者が少なくなり、取引高も薄くなる。ちょっと動けない感じだ。ドル円は111円ちょうどをはさんだ狭いレンジ内での小動きに終始しそうだ。
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