週明けはマーケットがリスクテークでスタートした。アジア時間でのリスクオンの流れは欧州時間でも継続し、またBREXIT問題も強硬離脱から離脱延期にトピックが移ってきたので、それが安心感を与えた。
ドル円は相変わらず、最近のコアレンジ内にとどまったままであり、上にも下にも行かない。ニューヨーク市場が始まってトランプ大統領が米中協議の延長を示唆したので、これがリスクテークを加速させた。
この段階でドル円は今年の最高値を抜けてきた。私のスモールポジションもアウトになったのだが、だからといってドル円が大きく上っ放れるということはなかった。高値はたかだか111.23まで。
ニューヨーク時間の午後からは、米中協議の進展に関して懐疑的な見方も広がってきた。週末まで延長した閣僚級会合だったのに、そこからは何の声明も出てこなかったからだ。米国株はそれまでの日中のゲインをすべて吐き出し、ちょっとまずいムードでニューヨーククローズを迎えている。
私のストップも何か不発に終わったような感じでもあるので、もう一度だけドル円を戻り売りしてみたいと考えている。ドル円は今のところ、あまり大きく値を崩してもいないので、まだ様子見している状態である。
トランプ大統領がベトナムに向けて出発した。米朝会談がいよいよ始まるのである。北朝鮮と話し合うテーブルについたという、これまでの米政権が拒絶したことをあえてやっただけの代価として何を得られるのか。完全で即時の核廃棄を目指すのが原則ではあるが、とてもそれには及びそうもない。
これまでの彼の外交交渉を見ればわかるように、NAFTAの場合で言えば、ちょっとでも成果が出そうだとなると会見を待たずに中途で公表してしまう。トランプ大統領が自分の功績にするためでもあり、それを早く誇りたくて仕方がないからだ。
そうなると北朝鮮との事前交渉では何も出てきていないのをかんがみると、世界が期待している何ものをもまだ獲得できていないのがわかる。話し合いも必要なのでテーブルにつくこと自体は悪くはないが、テーブルについた以上は相手の存在を確認したことにもなる。
つまり国家として認めたのだ。その代償は大きいだろう。イスラム国を国家として認めなかったのとは真逆である。そして核兵器の廃絶には時間がかかると言っているのも、一歩間違えば北朝鮮の核保有を事後承認したことになる。日本も含め、そのへんのところを世界は危惧しているのである。
日本時間 15時20分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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