昨日はマーケット全体が小動きだった。株価も金利もあまり水準を変えていない。強いて言えば、米国株が史上最高値に接近している中、高値警戒感から売り優勢となる局面があったくらいだ。ドル円も狭いレンジ内での動きに終始しており、1日を通じても30ポイントほどの値幅にとどまった。
ドル金利では7月利下げの可能性が高まっている。これは短期金利の先物価格から見ているだけのことだが、それが80%以上も可能性がありとして取引されているのだから、本物だと言わねばならない。しかしなぜ7月なのかという疑問が残る。
どうして来週の6月FOCMではないのか。やるならばこれまで通りに6月ミーティングでやればよいのだ。そして次にやるならば9月と12月に、という感じで。やはり雇用データを含め、直近の経済指標がそれほども利下げを催促していないことが要因の第一なのだろう。7月というイレギュラーさを演出することで、あくまでも「予防的利下げ」であることも強調したいだけなのかも。
ともかくも先週につけたドルの短期金利の利下げをもっとも織り込んでいる段階からは、ほぼ1回分、すなわち25ベーシス分の調整が起こってきている。ちょっと粋すぎたという反省もあるのだろう。
そうしたドル金利の下げ止まり感に加えて、もしも7月に利下げが行われなかった場合を考えるとドル金利の市場は大きく戻されることになる。それを勘案してか、すでにドル相場全体が底堅くなってきている。ドル円の109円台の後半やユーロドルの1.11台全般までは、すでに視野に入れておいてよいのかもしれない。
そうしたドル金利の上昇局面をうまくとらえたいのだが、市場の期待が高すぎてドル金利の下げ圧力の強い場面の方がたくさん見受けられる。なかなかドルロングに構えるだけの端緒をつかみづらい状態となっている。
今晩も経済指標は少ないし、要人発言もあまりない。とりあえず値段だけの勝負にこだわることにして、ドル円の押し目買いのスタンスで臨むということにしておこうか。
日本時間 15時00分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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