週明けの昨日のマーケットは、先週に高まったリスクテークの流れが継続するかどうかに注目が集まった。早朝のグローベックスでは米国株が急伸し、金曜日の高値付近まで持ち上がってスタートした。
またOPECプラスの成果を好感したものか、原油相場も40ドルの大台に乗せてきたりした。リスクに敏感とされるユーロ円も124円台でスタートした。
しかし時間の経過とともに、リスクオンに向かったポジションのコレクションが入り出した。原油価格も40ドルを割り込んでくると、米国株も上値の重さが意識されてきて利食い売りが優勢となった。欧州時間を通じてドル円、ユーロ円にもポジション解消のためのオファーがかさんできた。
ニューヨーク序盤でのドル円は一方的な下げ方となった。市場参加者が総ブルになっていたせいもあって、その反動は大きかったといえよう。けっこうあっさりと1円急の下げを演じてしまった。
ドル円は109円台の後半から上サイドしか警戒していなかっただけに、108円台の前半はフレッシュ感をもたれて臨まれた。私も108円台に突入してから何度かショート参戦したが、それほどもショートキープに危険さを感じなかった。
米国株は荷もたれ感が出てきたが、それでもニューヨーク終盤ではまとまった買いも入り、とくにナスダック指数は完全にコロナ前の水準を回復し、史上最高値を更新してきている。
今晩も経済イベントが少ない。まあ、FOMCの結果が出てくる明日の夜中までは動けないという感じか。無理してポジションをどちらかに傾ける必要もないだろう。ただ昨日のようにドル円が一段安して107円台のミドルも割ってくるようならば、興味を持ってぜひとも参戦したいところだ。
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