先週のコロナ感染は拡大してロックダウンに向かう地域もあり、またその一方で制限を解除する動きも見られた。イギリスのイングランド地方は感染者数の増加が懸念されて、外食の時間制限を設けている。
イスラエルでもロックダウンが再開される運びとなっている。日本ではGoToイベントやGoTo商店街の開始が話題となっており、アメリカでもフロリダ州などが制限解除に踏み切っている。
先週の金曜日はそうした流れを受けた形となった。欧州時間ではリスク回避が強まり、株安・ドル安が明確になった。週末をひかえてポジション調整も強まるとかとも思われたが、米議会での追加景気対策に関する妥協が見られたことや、フロリダ州での制限解除がリスクテーク要因となった。
米国株は大きく切り返し、ドル相場も全面高となった。ユーロドルは1.16台こそ割り込まなかったものの、安値圏で張り付いたままである。こうなってくるとユーロドルがショートで攻めやすい。ポジション量は大きくなくてもよい。
この損切り幅は1日あたりの平均値幅の半分も見ておけばよいだろう。25ポイントくらいか。これで今の下げトレンドが逆転するまで、ひたすら毎日、ショート攻めするのである。下値がどこまで進むのかは、レベルを設定する必要もないだろう。
今週は週末に米雇用統計がある。それに向けて海外市場では様子見姿勢が強まるものと思われる。日本では中間期末を迎える一連のイベントが起こりそうだ。配当取りの権利落ち、期末のお化粧買いなどである。また日本の指標で唯一、マーケットを動かす力のある日銀短観もある。
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