木曜日のドル円は106円ちょうどをはさんで15ポイントほどの狭いレンジだった。それゆえ金曜日の為替相場も動きにくそうな気がしてならなかった。材料はこれまでもあったのだが、株価や金利がそれなりの値幅で反応しているにもかかわらず、為替相場での反応は極めて小さいものだったからである。これでは何が出れば方向性を持って動き出すのだろうかと思ってしまう。
金曜日のマーケットではドルが全面安となった。ユーロドルは1.18台まで値を戻してきて、ポンドドルは1.30台に復帰している。ドル円もほとんど戻しを作らずに105円台の中盤まで差し込んで、そのまま安値引けしている。
あまり目立ったドル売り材料もなかったので私はドルショートにする機会を逸したが、ドル相場が安値引けしていることに注目したい。今週も大統領選の討論会の行方を見守りながら、まだ売り切れていないドルのロングポジションの調整も出てきそうだ。つまり売りが売りを呼ぶ値動きに素直について行くべき展開になるかもしれない。
先週はウィークリーに見ても、株価は大きく上げた。米国株は先週末にトランプ大統領のコロナ感染で大いに沈んでいただけに、その反動分が出たとも言える。それに加えてコロナ対策のためのワクチン開発が前進しそうだという楽観的な見方や、追加の景気対策も何とか協議の対象にのぼりそうだということで、市場全体のリスク許容度が増したからだ。
日本株もコロナ感染で下げた以来の高値を超えてきた。しかしここからはかなりの抵抗が予想される。それだけ重要なテクニカルポイントが上サイドに存在するからだ。日経先物の24000円は心理的な節目、24115円は今年の最高値、そして24480円は2018年10月につけた27年ぶりの高値である。
これをこなしてくるには米国株の一段高がどこまであるのかにかかっている。むろん大統領選挙の結果に左右されるのは言うまでもない。株高が継続するとドル円やユーロ円は売りづらくなる。
日本時間 15時30分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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